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『みいちゃんと山田さん』から何を学ぶべきなのか 障害と環境、そして“身近な人”の話

『みいちゃんと山田さん』から何を学ぶべきなのか 障害と環境、そして“身近な人”の話

この世界は辛くて悲しいことばかりじゃない

 その上で、山田さんやみいちゃん、ニナちゃんやムウちゃんのように障害があったり、あるいは今の環境に問題がある場合は、どう生きればいいのだろうか。それは山田さんの3巻および4巻の、以下の言葉にも集約されていると思う。

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「ねえ、みいちゃん。この世界は辛くて悲しいことも多いけど、そればっかりじゃないとも思う。なるべく楽しく元気に生きていこうね」(『みいちゃんと山田さん』第3巻より)

「長い人生だし、生きてる途中なら、その時点では幸せでも不幸でもどっちでもいいと思う。でもおばあちゃんになって、それまでのことを振り返ってさ、死ぬ間際には『まあまあいい人生だったな』って思えたらいいよね」(『みいちゃんと山田さん』第4巻より)

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 山田さんが口にするこれらの言葉は、みいちゃんが若くして殺されてしまう結末を知っていると、残酷に聞こえる。みいちゃんの障害、または環境の問題を解消するには不十分な、単なる慰めにすぎないようにも思える。

 しかし、それでもなお、その幸福の考え方、そして「そう言ってくれる友達がいる」ことはみいちゃんにとっても、それを言う山田さん本人にとっても、少なくとも「その時」にはとても大切なことで、大きな希望でもあったのだと思う。

 そんな友達がいないという人にとっても、そうした考えを促してくれる『みいちゃんと山田さん』は、とても大切な作品になり得るだろう。

(文:ヒナタカ)

配信元: ねとらぼ

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