絶対に寄せたい状況、高く上げたりスピン量を増やしたり自由自在に打ち分けられたら、アプローチはもっと寄る!
寄せ技を増やすためのヒントをツアープロがレッスン!
離れて立つとインパクトが詰まらずゆったり大きくスイングできる

高く上げるには、SWのフェースを開いてボールをやや左に置きますが、これだけでは不十分。ヒザを曲げて体の重心を下げ、ボールから少し離れて構えるのがコツです。重心位置が高いとボールは上がりにくく、体とボールの距離が近いとインパクトが詰まってしまいます。
打ち方は、円を描くようにクラブを「丸く」振り、インパクトゾーンでSWのバンスを滑らせましょう。打ち急がずにゆったり大きく振れば、クラブを振り抜いた後にボールが飛び出し、ふわりと高く上がりますよ。

軸を保ったまま円を描くように丸く振るとふわりと高く上がる

ボール半個から1 個分離れる。フェースとスタンスはややオープン
重心を下げる

ヒザを曲げて、体の重心をいつもより下げることが大切。このヒザの高さが変わらないようにスイングしよう。
バンスを滑らせてゆったり大きく振る

インパクトでヘッドを低い位置から入れて、低い位置に抜いていく。このテクは長くて深いラフでも使える。
いかがでしたか? ボールから離れて「丸く」振ることで、ふわりと高く上げられます。

浅地洋佑
●あさじ・ようすけ/1993年生まれ、東京都出身。169㎝、68㎏。昨季は悲願のツアー初優勝に続き、2勝目も挙げて賞金ランク9位と大活躍。得意クラブはSWでショートゲームがうまい。フリー。
構成=小山俊正、野中真一
写真=中野義昌、高橋淳司

