プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥が現地12月27日、サウジアラビア・リヤドでWBC同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)を判定で下した。世界戦27連勝に伸ばした無敵のモンスターにボクシング界のスーパースターから絶賛のコメントが届いている。
試合は1回から井上が強烈なパンチをピカソに打ち込む。その後もワンツー、ジャブ、ボディーブローなど、有効な手数を出してピカソを圧倒。タフな相手を最後まで倒すことはできなかったが、圧倒的な差を証明して12ラウンドのゴングが鳴った。
リングサイドにはWBA・WBC・IBF3団体統一ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)の姿があった。創刊103年の歴史を誇る米ボクシング専門誌『The Ring』でパウンド・フォー・パウンド(PFP)1位に君臨する現役最強ボクサーは試合後、自身のXを更新。「ナオヤ・イノウエ、おめでとう! 君は本物のチャンピオンレベルを見せつけた。見事な戦いぶりであり、真の戦士の精神だ」と、そのファイトぶりを称えた。
自身初の2試合連続判定勝ちという堅実スタイルでピカソをねじ伏せた井上。ラウンド間に現地レポーターからのインタビューに応じたウシクは「イノウエはとても速い。それが強みになる。彼はとても強い男だ」と、進化する日本人ボクサーを高く評価した。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】井上尚弥、歴代単独トップの世界戦27連勝!サウジでの防衛戦を厳選ショットで特集!
【画像】美しすぎるラウンドガール!会場を華やかに彩った、あらた唯さん&雪平莉左さんを特集

