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YouTubeの「一時停止」がコントローラーに 動画なのに遊べる「再生ボタンを使うゲーム」が中毒性抜群

YouTubeの「一時停止」がコントローラーに 動画なのに遊べる「再生ボタンを使うゲーム」が中毒性抜群

YouTubeの「一時停止」がコントローラーに 動画なのに遊べる「再生ボタンを使うゲーム」が中毒性抜群

 YouTubeといえば、基本的には動画を「視聴」して楽しむプラットフォーム。しかし、その常識を覆し、既存の機能を「コントローラー」に変えてしまった動画が話題です。その名も、「再生ボタンを使うゲーム」。

 動画制作者のLRuさんが公開したこの動画は、YouTubeプレイヤーの標準機能である「再生」と「一時停止」を駆使して遊ぶ、画期的な作品です。

【元の記事はこちら】

■ タイミングよく動画を止めろ ミニゲームは30種類以上

 ルールは簡単。画面上に現れる指示に従って、適切なタイミングで「一時停止」ボタンを押す、ただそれだけ。

 例えば、針に近付く風船をギリギリで止めたり、高速で動くルーレットを目押ししたり。成功・失敗の判定も動画の中に組み込まれており、止めたタイミングの画面に「PERFECT」や「OK」といった判定が表示される仕組みです。

針に近付く風船をギリギリで止めるゲーム

高速で動くルーレットを目押しするゲーム

 動画内には30種類以上のミニゲームが収録されており、そのテンポの良さはついつい時間を忘れて没頭してしまうほど。ジャストタイミングでストップできるまで、何度も繰り返しプレイしたくなる、中毒性の高さも魅力です。

動画内には30種類以上のミニゲームが収録

動画内には30種類以上のミニゲームが収録

■ きっかけは「インタラクティブ動画」 「メイド イン ワリオ」から着想を得る

 なぜこのような動画を作ろうと思ったのか、制作者のLRuさんにうかがいました。

 アイデアのきっかけは、動画内でクリックなどの操作ができる「インタラクティブ動画」の存在を知ったこと。「一般の動画でもただ観るだけでなく、なにか遊べる要素を組み込むことはできないだろうか?と考えたところ、再生ボタンを使った再生・停止を駆使して『ゲームとして遊べる動画』を作れるのではないか、と思い制作いたしました」と経緯を語ります。

 プレイしてみると感じる、この独特の疾走感。これについてLRuさんは、「やはり『メイド イン ワリオ』の影響が大きいですね」と言います。「短い時間で終わるゲームを次々と行う」というゲーム性が、再生・停止を繰り返すスタイルと相性抜群だと考えたそうです。

リスペクトは「メイド イン ワリオ」

 また、視認性の高いシンプルな図形デザインは「スーパーペーパーマリオ」や「Just Shapes & Beats」から影響を受けているとのこと。「単純に私がそういったデザインがかなり大好き」というだけあり、ゲームの端々からこれら作品へのリスペクトが感じられます。

 数あるミニゲームの中で、制作者ご自身のお気に入りは23番目の「ヤツをみつけて」。シンプルながら、非常にかわいらしいオバケたちが登場するステージで、その愛らしいデザインに満足しているそうです。

制作者ご自身のお気に入りは23番目の「ヤツをみつけて」

■ 続編の予定は白紙ながらも「ある程度頭の中で構想がまとまった際に」

 今後の展望については、「『ゲームとして遊べる動画』を作ること自体がかなり難しいですし、この動画もだいぶ苦戦したものではありますので……」と、現時点では続編の予定はないとのこと。しかし、「また何か面白いアイデアが閃き、ある程度頭の中で構想がまとまった際には、再び制作に挑戦してみようかなと思っております」と語ってくれました。

 YouTubeの新しい遊び方を提示したこの動画。あなたの「動体視力」と「反応速度」を、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

<記事化協力>
LRuさん(@fnmk_uRL
Youtube「LRu

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025122801.html

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