クレジットカード情報との突き合わせ
次にGASでマネーフォワードのデータと連携した操作を行う。マネーフォワードのクレジットカード連携機能で自動取得したデータと、スプレッドシートのデータを照合し、該当する領収書データには処理済みのフラグを設定する。
突き合わせのキーはカード番号の下3桁、金額、日付を使っているとのこと。

ScanSnapのOCRと、Claude AIの文字認識の突き合わせ
この後がこのシステムのキモ。
スプレッドシートに保存されているリンクから領収書の画像を呼びだし、その画像をClaude AIに読み込ませて、領収書画像から日付、金額、相手先、内容をAIに認識させて取り込む。この内容をScanSnapのOCR結果と突き合わせるのがポイントだ。
こうやって、二重処理を行うことにより、自動化した際の間違いを大幅に減らすことができる。突き合わせてScanSnapのOCRと、Claude AIの認識が合わなかったものに関してはフラグを立て、手動で確認するとのこと。

手動で確認するのは手間のように思えるが、手書きの読みにくい文字や、印刷のかすれなどはどこまでいっても「どう認識するか?」という問題が発生するので、そこは人間が確認して「これは、こう読むべき」と意思決定した方が確実なのだそうだ。
さらに、税務調査からの確認が入った時にも、いつでも元の領収書の読み取りデータを引き出すことができる。この『透明性の維持』こそが、税務処理で大切なポイントなのだそうだ。
データは最終的にマネーフォワードに取り込める形式のCVSデータとして書き出すことができるようになっている。