漢方薬という選択肢も

セックス後のケアは膀胱炎を予防するための大切な習慣です。
ただ、膀胱炎になる理由はそれだけではありません。
仕事による疲れやストレス、ホルモンバランスの変化などで免疫力が下がると、普段なら問題にならない量の細菌でも膀胱炎になることがあります。
基本的な治療は医療機関での抗菌剤が中心ですが、普段から体調を整えたい人には漢方薬を服用するのもおすすめ。
対策としては、
「胃腸の働きをよくして、食事の消化吸収を上げる」
「自律神経を整え、ストレスによる疲労を減らしたり、睡眠の質を上げたりする」
といった働きをもつ漢方薬が選ばれます。
<おすすめの漢方薬>
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸の働きをよくして消化吸収機能を上げ、疲労を回復し、気力を充実させる漢方薬です。食欲があまりない人や体力が低下している人に向いています。
加味逍遙散(かみしょうようさん)
上半身にこもった熱を冷ますことで、精神を安定させる漢方薬です。疲れやすくイライラしやすい人、ほてりやのぼせなどがある人に向いています。
漢方薬は食事の工夫などでは不調が改善しなかった人でも、効果を感じる場合が多くありますが、その人の体質に合っていないと、いい効果が見込めないだけでなく、副作用が起こることも。
さらに、すでに膀胱炎の治療を受けている人は、処方された薬との相性も大切になってきます。漢方薬を服用する前には、まず漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談しましょう。
忙しくて医療機関に相談に行く時間が取れないという人には、オンラインで漢方薬を相談するという方法もあります。
たとえば、「あんしん漢方」というサービスでは、オンラインで個別相談を受け付けていて、スマホで簡単に薬剤師に相談ができます。
プロの薬剤師に、自分の体質に合う漢方薬を提案してもらえるので、安心して服用できるので魅力です。
セックス後膀胱炎を予防して、パートナーと素敵な毎日を過ごそう!
セックス後の膀胱炎は、女性のからだの特徴やコンディションが重なって起こりやすい症状です。排尿や拭き方などの小さな習慣で予防でき、つらいときは早めに医療機関を受診しましょう。
免疫力低下も膀胱炎の原因となるので、体質から整えたい方は漢方薬も選択肢のひとつ。
できることから無理なく続け、心地よく過ごせる毎日を目指しましょう。
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
