具材主役で驚く、ぜいたくすぎる肉系カレー

7品目は、同じく【豊味館】の「牛タンカレー」と「牛テールカレー」。
近年“メニュー逆詐欺”が話題になる中、こちらは思わず二度見してしまうほどのパッケージ逆詐欺級カレーです。牛タンカレーは内容量320gに対して牛タンが130g、牛テールカレーは350g中150gがテールという圧倒的な存在感。
コースでは2種をあいがけでいただきました。タンもテールも驚くほど柔らかくひと口ごとに肉のうまみをしっかり感じられます。レトルトの概念を覆す実力派の1皿です。

取材陣のためにレトルトパックから牛テールカレーを実際にお皿へ取り出して見せていただくパートも設けられ、会場の空気は一気に高まります。
ゴロッと牛テールが姿を現した瞬間、その迫力に参加記者から思わず歓声が上がりました。まさに“パッケージ逆詐欺級”と呼びたくなる、インパクト抜群のカレーです。
デザートで出会う、五島列島の伝統菓子

8品目でいよいよデザートに突入!【草加家】の「つきたてかんころ餅」は、長崎県・五島列島に古くから伝わる伝統的な保存食です。火山由来の痩せた土地でもたくましく育つさつまいもを使い、先人の知恵から生まれ伝えられて来ました。
焼かずにそのまま食べられる珍しい“生タイプ”で、もちろん焼いて香ばしさを楽しむのもおすすめ。さつまいも農家を支えながら、この土地ならではの食文化を未来へ継承していこうという想いも込められた1品です。
香りで締めくくる、特別なゲイシャコーヒー

ラスト9品目は【富永】の「自家熟成焙煎ゲイシャ豆」。国内第1号機となる熱風式焙煎機を使用し、豆本来の個性を最大限に引き出す焙煎を行っています。さらに出荷当日に焙煎するという徹底したこだわりも。
使用するのはエチオピア産ゲイシャ豆の中から厳選された“グリーンラベル”のみで、国内流通量は15%未満という希少な存在です。華やかで澄んだ香りが広がり、コースの余韻を美しく締めくくる1杯でした。
佐世保の“おいしい”は、まだまだ奥深い

数々の逸品が並んだ今回の試食会のなかで、筆者がとくに心を奪われたのが【豊味館】の「牛タンカレー」と「牛テールカレー」。レトルトとは思えないほどの存在感あるお肉と専門店さながらの味わい。完成度の高さに感動しました。
佐世保といえば佐世保バーガーというイメージから始まった今回の体験。しかし、海の幸から肉料理・伝統食、そして1杯のコーヒーに至るまでその食の幅広さと奥深さに驚かされるばかりでした。
生産者の想いや背景を知りながら味わうことで、料理のおいしさはさらに増していき、気づけば「次は実際に長崎・佐世保の地を訪れ、この味を現地で楽しみたい」そんな思いが自然と芽生えていました。
【紹介した長崎県佐世保市グルメ】
マルモ水産:九十九島かきの燻製オイル漬け
津田水産:ワイン仕込みさば、柚子鯖、さば西京漬け
ACS:天然黒あわびのクエだし柔らか煮
ACS:長崎産天然クエ鍋
味っ子研究会:西海みかん 味まる
豊味館:黒豚ロールステーキ
豊味館:牛タンカレー、牛テールカレー
草加家:つきたてかんころ餅
富永:自家熟成焙煎ゲイシャ豆

