12・31代々木大会の三冠ヘビー級選手権試合「宮原健斗vs安齊勇馬」へ向けた公開会見が28日、東京・アートホテル日暮里ラングウッドで行われた。
安齊が12・7名古屋大会で王者・宮原に掟破りの逆シャットダウンスープレックスで直接勝利し、三冠挑戦を表明。代々木大会で2025年最後の三冠戦が実現することになった。両者が至宝ベルトをかけて対決するのは2024年5・29後楽園大会(王者・安齊が勝利)以来、1年7ヵ月ぶり2度目となる。
迎え撃つ宮原は3度目の防衛戦。12・10後楽園大会ではシャットダウンスープレックスで安齊を報復KOし、「大みそかでコイツを潰す」と予告していた。「安齊勇馬は三冠ヘビー級チャンピオンに一度なってます。その時に安齊勇馬は確固たる安齊勇馬時代を築けなかった。それが現実だ」と断言した最高男は「プロのレスラーだったら強引に自分の時代を築けばいい。彼にその強引さがない」、「20代はヌルい。その代表格が安齊勇馬」と手厳しく指摘した。
1年半前は確かに安齊に敗れているものの、今回は王者と挑戦者の立場を変えての対決。「宮原健斗に勝ったことにより、安齊勇馬に自信をつけさせてしまったというのは僕の責任」とする一方で、宮原は「三冠チャンピオンの宮原健斗というものを安齊勇馬は味わったことないんで。おそらくリング上で会場支配力の凄さにビックリして、大みそかは自信を失うことになると思いますよ」と豪語。「大みそかで分かる。お前は時代を変える男じゃない」と通告したうえで、「リング上で改めて教える。時代を変える男は宮原健斗だとな。そして大みそか、世代交代が起こることはない。まだまだ宮原健斗の時代は2026年も続く」と言い切った。
安齊は1・26幕張大会で第75代王者・斉藤ジュンに敗れて以来、11ヵ月ぶりの三冠挑戦で、勝利すれば史上最年少王者から陥落した昨年8月以来、1年4ヵ月ぶり2度目の戴冠となる。宮原からの指摘にも「前回よりも確実に俺の時代に変えれる。そして一回ダメだったから、もうあきらめますなんてないです。俺が時代を変えるまで戦えばいいだけ」と動じず。「宮原健斗が出す声は全日本プロレスはもちろん、プロレス界にも響くと思っています。ただ、俺だったらプロレス界を超えた、さらにその先に全日本プロレスを届けることができる」と豪語してみせた。
その足がかりとするためにも至宝ベルトを手にして2025年を締めくくるのみ。「僕は甘やかされてるとは思ってないですし、なんなら誰も歩いてこなかったプロレスラーの道を俺はいろんなものを背負いながら歩いてきてる」と自負する安齊は宮原を「古いレスラー」呼ばわりしたうえで、「20代のカッコよさを教えてあげますよ」と通告。そして集まったファンに向けて「大みそか、あおむけに寝る宮原健斗の横で俺が三冠ベルトを掲げます。ぜひ皆さん、時代の変わる一歩目をその目で確かめに来て下さい」と誓ってみせた。
【会見の模様】
▼安齊「全日本プロレスの安齊勇馬です。今年最後の試合、大みそかでメインイベント、そしてタイトルマッチができることをとても今からワクワクしています。2025年を振り返ると、1月に三冠に挑戦するも負け。6月にアジアタッグを落とし、ELPIDAが解散。冬こそはかけた世界最強タッグリーグでは思わぬアクシデントにより、その冬も終わりました。今年はこのまま終わりかなと思ったところ、自分の力で手繰り寄せた大みそか三冠戦。やっぱり俺はそういう星の元にいるんだなと思っています。以前の後楽園ホールで言った通り、俺は宮原健斗がそこらへんのレスラーとは違うってことももちろんわかってます。宮原健斗が出す声は全日本プロレスはもちろん、プロレス界にも響くと思っています。ただ、俺だったらプロレス界を超えた、さらにその先に全日本プロレスを届けることができると思ってます。全日本プロレスを知らないプロレスファン、プロレスすら知らない人たちに安齊勇馬、全日本プロレスを届けられるのは俺しかいないと思ってます。なので、この大みそかで必ず俺が三冠を巻きます。やられたことはやり返すとちゃんと学んだので、大みそか、あおむけに寝る宮原健斗の横で俺が三冠ベルトを掲げます。ぜひ皆さん、時代の変わる一歩目をその目で確かめに来て下さい」
▼宮原「全日本プロレス、第76代三冠ヘビー級チャンピオン宮原健斗です。2025年の締めくくり、プロレス界の大みそか、ゼンニチ大晦日が近づいてきました。次の大みそかの対戦相手は全日本プロレスのホープ・安齊勇馬。安齊勇馬は自分でこう言いました。『俺は時代を変える男だ』と。『その他大勢のレスラーではない』と彼は言った。ただ、安齊勇馬は三冠ヘビー級チャンピオンに一度なってます。その時に安齊勇馬は確固たる安齊勇馬時代を築けなかった。それが現実だ。そして自身で『時代を変える男』と言った。いや、言ってしまった。その言葉により、おそらくお前は眠れない日々を過ごしてるだろう。凄いプレッシャーだろうな。ただ安心しろよ。そのプレッシャーも大みそかまでだ。大みそかで分かる。お前は時代を変える男じゃないとな。その現実を突きつけられるぞ、リング上で。いいか、大みそか、リング上で改めて教える。時代を変える男は宮原健斗だとな。そして大みそか、世代交代が起こることはない。まだまだ宮原健斗の時代は2026年も続く」
――宮原選手から前回ベルトを巻いた時に安齊時代を築けなかったと指摘されたが?
▼安齊「まあ、あの時は正直、時代を変えるまでにはいかなかったなっていうのは思っています。ただ、その時の経験があり、今回は前回よりも確実に俺の時代に変えれる。そして一回ダメだったから、もうあきらめますなんてないです。俺が時代を変えるまで戦えばいいだけなんで、何とも思ってないです」
――この試合にかける意気込みが凄いが?
▼宮原「まあ、起こった事柄全ては現実なんで。彼にとって2025年がどんな年だったかというのは、そんなもんね、プロのレスラーだったら強引に自分の時代を築けばいい。彼にその強引さがない。そして俺はずっと言ってる。20代を代表するヌルいレスラーだとな。20代はヌルい。その代表格が安齊勇馬。それは全日本プロレスにも責任がある。甘やかしすぎだ」
――今の言葉を受けて?
▼安齊「まあ、僕は甘やかされてるとは思ってないですし、なんなら誰も歩いてこなかったプロレスラーの道を俺はいろんなものを背負いながら歩いてきてると思いますし。30代のレスラーが言うヌルい。別にいいんじゃないですか。ヌルい20代? 何でも来いですね。俺が古いレスラーに20代のカッコよさを教えてあげますよ」
――プロレス大賞のショックはない?
▼宮原「もう俺はね、そんな細かいこと気にしてないんですよ。俺は昨日のことももう忘れてるからね。分かる? 誰だと思ってんだよ? そんなこと忘れました」
――昨年5月、王者だった安齊選手との三冠戦に敗れているが?
▼宮原「まあ、確実にあれは宮原健斗に勝ったことにより、安齊勇馬に自信をつけさせてしまったというのは僕の責任でもありますけど。ただ今回は僕がチャンピオンですからね。三冠チャンピオンの宮原健斗というものを安齊勇馬は味わったことないんで。おそらくリング上で会場支配力の凄さにビックリして、大みそかは自信を失うことになると思いますよ。そういうことです」
――掟破りのシャットダウンは使うプランはある?
▼安齊「まあ、掟破りのシャットダウンをして、今回はそんなこともせずキッチリ勝ちますということもなく。やれることは全部やるつもりですね。俺にはまだ開けてない、気づいてない引き出しがいっぱいあると思うんで、それを出しながら宮原健斗に勝ちます」
――今の発言を聞いて?
▼宮原「大みそかで決まることはないでしょう」
――過去の対宮原健斗と違う戦いになりそうだが?
▼安齊「僕はたぶんデビューしてからいろんな人に出る杭は打たれるような感じで、そういう目で見られてきたと思います。なので、いまさらそれを気にすることは一切ないですし、チャンピオンの宮原健斗とチャレンジャーの宮原健斗は違うってのはわかってます。慢心はないですけど、自信はあります」

