TikTokで「ホラーエンターテインメント心霊同接日本一」を誇り、フォロワー数46万人を超えるカリスマ心霊配信者・山ちゃん(@bokuwayamachan)。
全国各地の心霊スポットや廃墟、いわく付きの場所を年間約340日という驚異的なペースで巡り続ける彼が、2025年に体験した“本当に震えた出来事”を「週刊実話WEB」に独占告白した。
数々の怪異を目の当たりにしてきた山ちゃんだが、彼が口を揃えて語るのはこうだ。
「一番怖いのは、幽霊じゃない。生身の人間です」
その言葉が決して比喩ではないことを、これから語られる実体験が物語っている。
八王子の山奥で発見した「白骨化遺体」 心霊配信が“事件現場”に変わった瞬間
「今年、間違いなく一番ヤバかった場所です」
そう振り返るのは、東京都八王子市の山奥にひっそりと建つ一軒家での出来事だ。
知人から「面白い場所がある」と聞き、軽い気持ちで向かったその家は、全ての窓がシャッターで塞がれていた。だが一箇所だけ、異様な違和感があったという。
「四角く、きれいにくり抜かれていたんです。明らかに“覗くため”の穴でした」
恐る恐る中を覗いた瞬間、山ちゃんの身体は硬直した。
そこにあったのは、布団をかぶり、靴を履いたまま白骨化した遺体だった。傍らには荷物が詰め込まれたリュックサック。まるで、いつでも逃げ出せるよう準備していたかのようだった。
警察に即通報し、現場は一時騒然となった。しかし、不可解なのはその後だ。
「翌日には、遺体も畳も全部なくなっていた。でも、ニュースにも新聞にも一切出ていない」
その地域は、過去に逃亡犯が潜伏していたことでも知られている場所だったという。
幽霊よりも、生きた人間の痕跡が残す“現実の恐怖”。山ちゃんが「人怖(ひとこわ)」という言葉を使う理由が、ここにある。
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東尋坊で遭遇した“20年間待ち続ける男” 自殺志願者を狙う「ハンター」の影
福井県・東尋坊は、日本有数の心霊スポットであり、自殺の名所としても知られている。
山ちゃんはここを「パトロール」と称し、定期的に訪れている。
ある夜、崖下にじっと立ち尽くす男性を発見した。ライトを当て、何度声をかけても反応はない。視聴者の通報で警察が到着し、男性は連行された。しかし、恐怖はそこで終わらなかった。
「しばらくして、また同じ男に会ったんです」
警察に連れて行かれたはずの男は、何事もなかったかのように現場に戻っていた。
「何をしてるんですか?」
そう問い詰めると、男は静かにこう答えた。
「写真を撮っていた。私は20年ここに通っているが、まだ(自殺)志願者に会ったことがない。会ってみたい」
街灯もなく、ライトも持たない暗闇。自殺者を救うでもなく、ただ“待つ”その姿は、山ちゃんの目には獲物を狙うハンターのように映ったという。
