銘酒「風の森」のショコラを手土産に
食堂でお腹を満たし、惣菜や団子をつまみながら町を歩いて。
御所まちをひととおり歩いた先に、西御所で300年以上続く酒蔵「油長酒造」があります。その敷地内にある古民家倉庫を改装したチョコレートショップが「Tatsunori Sato」です。
東京・三鷹の「Chocolate Times」でシェフショコラティエを務める佐藤辰則さんが、2025年にオープンした週末限定のお店。
看板商品は油長酒造の銘酒「風の森」を使用したボンボンショコラ。2024年に世界最大級のチョコレートコンテストで銀賞と特別賞を受賞した逸品でもあります。
奈良県で栽培される酒米・露葉風に2種のショコラノワールを合わせた、フルーティーな日本酒の味わいを感じる「露葉風807」と、酒米の王様・山田錦にショコラノワールを3種ブレンドし、甘味、辛味、酸味のバランスの良さが光る「山田錦807」。それぞれに個性があり、食べ比べてみるのも楽しいですよ。
Tatsunori Sato
住所:奈良県御所市御堂魚棚町1162
営業時間:10:00~18:00
休業日:月曜~金曜
400年以上の歴史を大切に守りながら、少しずつ進化を続ける御所まち。今回は西御所を中心に巡りましたが、東御所は「圓照寺」を中心とした、より静かで落ち着いた雰囲気が魅力です。
少し足をのばして、修験道の祖・役行者出生の地「吉祥草寺」や、奈良県無形民俗文化財の「ススキ提灯」で知られる「鴨都波神社」を訪ねるのもおすすめ。歩いて、食べて、帰りにチョコレートをひとつ買って。そんな締めくくりがよく似合う町でした。
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
写真・文/Narakko!奈良っこ編集部

