
TVアニメ『忍者と極道』キービジュアル第2弾 (C)近藤信輔・講談社/「忍者と極道」製作委員会
【画像】え、そういえばこっちも「忍者と裏社会」だった コチラが『忍者と極道』とコラボした「同ジャンル作品?」のビジュアルです
なんで2期の発表がないんですか?
数多くの視聴者から好評を集め、豊作と言われていた2025年秋アニメも、各作品が次々に最終回を迎えています。『SPY×FAMILY Season 3』や『ウマ娘 シンデレラグレイ 第2クール』をはじめとする人気シリーズの続編や、狩野英孝さんの解説も話題となった『「魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語/永遠の物語」TV Edition』などが話題を呼び、SNSでは熱の入った感想や最終回を惜しむ声も続出していました。
そんな2025年秋アニメには、最終回で衝撃的な展開を迎えたものもあります。
※本記事では『SANDA』『忍者と極道』終盤の内容に触れています。ネタバレにご注意ください。
切な過ぎる別れを迎えた最終回
『SANDA』(原作:板垣巴留)は、超少子化が進みサンタクロースが排除対象となった未来の日本が舞台の作品です。サンタクロースの末裔である中学生「三田一重(CV:村瀬歩)」が、クラスメイトの「冬村四織(CV:庄司宇芽香)」から、ある日行方不明になった親友「小野一会(CV:永瀬アンナ)」を探すよう協力を求められるところから、物語が始まります。
意外にも、三田と冬村は、序盤で探していた小野と再会しました。しかし、ふたりの前に現れた小野は、とある理由で学園の規則を破ってしまい、第二成長期を迎えた大人びた姿をしていたのです。
そんな小野を処罰すべく襲いかかる学園長「大渋一二三(CV:関智彦)」が、老いに抗ってほぼ生身が残らないほどの改造を施している人造人間であることや、大人を殺した過去を持つクラスの生徒「生田目二海(CV:伊瀬茉莉也)」の登場など、毎話明らかになる衝撃の展開に、SNSで驚きの声が巻き起こっていました。
最終回では三田が学園長との戦いで一矢報いるも、屋根から落とされて決着がつかずに終わります。また、冬村の告白を受けた小野が、穏やかな表情のまま死を迎えるという衝撃の展開を迎えました。第11話で小野が身体の異変を感じるという不穏な描写があったため、視聴者からは「覚悟してたけど、まさか小野が死んでしまうとは」「小野の死っていうあまりにも切ない終わり方だけど、三田と冬村の成長が感じられるいい結末だった」といった反応も見られました。
衝撃の形でタイトル回収!
生首や血しぶきが飛び交う過激な戦闘描写が多発する内容で、アニメ化が発表された際に原作ファンから「どこまで再現できるの?」と懸念されたマンガ『忍者と極道』(原作:近藤信輔)も、無事最終回を迎えました。
本作は忍者と極道が抗争を繰り広げる現代日本を舞台に、トラウマを抱える忍者「多仲忍者(たなかしのは/CV:小林千晃)」と、表向きはエリート会社員の極道「輝村極道(きむらきわみ/CV:小西克幸)」が、お互いの正体を知らないまま戦うというストーリーです。
忍者側と極道側、双方のメインキャラクターが次々と死亡する展開に加え、「児童臓物(ガキモツ)」や「殺人未経験(ドーテー)」などの独自ワードが出てくるセリフ回しは、原作を読んでいない視聴者に衝撃を与えています。
第8話以降は、内閣総理大臣賞の授賞式に臨む忍者が訪れた首相官邸に、極道の一員である「ガムテ(CV:上坂すみれ)」率いる少年少女の殺し屋集団「割れた子供達(グラスチルドレン)」が乱入し、殺し合いが始まる展開が描かれました。
その後は、忍者とアニメをきっかけに友人となった内閣総理大臣「愛多間七(CV:三宅健太)」が危険な薬物を使ってガムテに立ち向かったり、マンガやアニメの美形キャラクターを模した大量のロボットを連れた「雄鷹斗女(CV:井口裕香)」が「割れた子供達」の掃討に挑んだりと、驚きの展開が続出します。
そして、最終回で忍者に敗北したガムテは、四肢を失い息も絶え絶えのなか極道に最後の言葉を促され、「忍者(しのは)と極道(きわみ)は、忍者と極道だ!」と、主人公ふたりの正体を明かす言葉を残して死亡します。ガムテは、最期に忍者が大切にしていた友人・極道との間に致命的な亀裂を生む一撃を残したのでした。
さらに、忍者は斗女から育ての親「璃刃壊左(CV:大塚芳忠)」を殺したのが、極道であることを告げられます。忍者と極道の決定的な対立が描かれたところで幕を閉じた本作には、SNSで早くも第2期を望む声が多数出ていました。
ちなみに、12月24日放送の最終回では、ガムテがクリスマスにドスを貰うシーンがあり、「このシーンのためにクリスマスイブに最終回を合わせて来たならすごい」と放送のタイミングも話題を集めています。
