気温も下がってスイングが縮こまりがちなこの季節。せっかくのオフでも、凍えるラウンドでは疲れが残りやすい。そんな時は暖かい沖縄で、ゆったりとゴルフ旅を楽しんでみるのはいかがだろう。
那覇空港から車でおよそ60分。海風が心地よい橋を渡った先に現れるのは、「ハイアット リージェンシー 瀬良垣(せらがき)アイランド 沖縄」。島そのものがホテルというユニークなロケーションだ。ゴルフのあとの疲れを癒し、翌日にすっきりと帰る——そんな1泊2日の旅が、ここなら実現できる。
島まるごとをリゾートにした贅沢なホテル

沖縄本島から橋で結ばれた瀬良垣島を丸ごとリゾートにした「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」。360度海に囲まれていて、部屋ごとに違ったオーシャンビューが楽しめる。空港から車で約1時間と利便性もよく、それでいて海外リゾートのような非日常を味わえるのが嬉しい。
全室オーシャンビューで過ごす“回復の時間”

ホテルの象徴ともいえる「瀬良垣アイランドスイート」は、瀬良垣の海と空を独り占めできる贅沢な一室。約181㎡という圧倒的な広さを持ち、リビング、ダイニング、ベッドルーム、バスエリアがゆるやかにつながる。

窓を開ければ、三方向から入り込む海風と波の音。オープンエアのバルコニーには広いデイベッドが置かれ、夕暮れ時には空の色がゆっくりと変わっていくのを眺めながら、ただ静かに過ごすだけで心がほどけていく。プレー後の体をバスタブで伸ばし、外の景色を眺めるだけでも日頃の疲労が自然と抜けていくだろう。


大切なのは“派手なラグジュアリー”ではなく、“大人が本当にくつろげる余白がある”ということ。集中してプレーした一日の終わりに、静かに自分を取り戻す時間を与えてくれるスイートだ。
暮らすように滞在するロングステイも

本島側の静かなビーチフロントに広がる「ザ・ビーチハウス」は、“暮らすように滞在する”というコンセプトをもとにデザインされた一室。約55㎡のゆったりとした空間にはリビングと簡易キッチンが備わっていて、短い滞在だけでなく、家族でロングステイする人も多いらしい。

アメニティにも細かな気配りが詰まっている。シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュはすべてヴィーガン仕様で、アロエベラのしっとりとした使い心地が特徴。汗を流したあと、ほのかに香るハーバルな香りが疲れをやわらかく包んでくれる。

シャワーヘッドにはReFaを採用。肌当たりのよいミストと強弱のある水流で、ラウンドで酷使した脚や腰を自分でケアできる。


歯ブラシやブラシ類はエコ素材で統一され、使い勝手と環境配慮のバランスも優秀。細部まで整えられた“プレー後の快適さ”が、このホテルのレベルの高さを物語っている。
鉄板焼と鮨で締める“大人の沖縄”

夜はホテル内の「シラカチ 鉄板焼」へ。宿泊者限定の「THE OKINAWAN」というスペシャルメニューを選んだ。

季節魚のソテーからはじまり、旬野菜のポタージュ、選べる海鮮、選べる黒毛和牛という、満足感の高い構成。海鮮は泡盛で香り付けしたサーモンのイクラソース、久米島産車海老、あわび、ロブスターなど、沖縄ならではの素材が勢揃い。

また、鉄板でじっくり焼かれたメインの黒毛和牛は柔らかく、塩やガーリック、季節野菜と合わせると旨味がぐっと引き立つ。

鉄板焼と並ぶホテルの名物が「シラカチ 鮨」。ネタは全国から届く旬魚と、沖縄近海ものを組み合わせている。特徴は何といっても、赤酢と土佐の塩、少量の砂糖で仕上げたまろやかなシャリ。口に入れた瞬間にふわっとほどけ、ネタとの一体感が抜群だ。

また、朝食ビュッフェもぜひ味わってほしい。和洋の料理がずらりと並び、沖縄食材を使ったメニューも多く、ついつい取りすぎてしまうほどの充実ぶり。



なかでも人気なのが、ライブキッチンで焼き上げるオムレツやエッグベネディクト、フレンチトーストの卵料理だ。具材を選ぶと目の前でふわりと仕上げてくれ、できたてならではの香りと食感が楽しめる。
沖縄そばや島野菜のお惣菜、フルーツ、スムージー、焼き立てパンなど、選ぶ時間そのものが楽しい。海を眺めながらの朝食は、それだけで旅の満足度をぐっと高めてくれる。

