ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが、FAとなったコディ・ベリンジャーの再契約を望んでいるようだ。米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者によると、ジャッジはヤンキースの球団フロントに対し、「ベリンジャーとの再契約のためにあらゆる手段を講じるように要請した」という。
ヤンキースからFAとなったベリンジャーはFA市場の目玉として、連日のようにメディアを賑わせている。ヤンキースとの再契約のほか、ニューヨーク・メッツ、ロサンゼルス・ドジャース、サンフランシスコ・ジャイアンツなどが移籍先候補として名前が挙がっている。
それでも年末が近づいたタイミングでも移籍先は決まっていない。米誌『Sports Illustrated』は、「ベリンジャーは要求しすぎなのか?」と報道。数々の大型契約を実現してきた剛腕代理人スコット・ボラスの存在に触れながら、大型契約を狙うベリンジャー側の要求に、各球団が及び腰になっていると伝えている。
「5年連続でbWAR4.6以上を記録し、100打席以上出場したシーズンでOPSが.800を下回ったことは一度もない。しかし、ベリンジャーのようなモグラ叩きのような選手に5年以上の完全保証付きで大型契約を結ぶのは、より恐ろしい提案だ」
そこでクローズアップされているのが、古巣ヤンキースだ。米メディア『FanSided』が「ヤンキースはベリンジャーを引き留められると確信しているようだ。スター外野手を取り巻く市場は低調で、より低い年俸で他球団と契約するなら、ヤンキースに残留したほうが得策。ブライアン・キャッシュマンGMにとって最大のライバルになるのがメッツだが、ヤンキースは古巣というアドバンテージを持っている」とヤンキースとの再契約を予想した。
打率.272、29本塁打、98打点、OPS.813。オールMLBセカンドチームに選出されるなど、1年目のヤンキースで活躍してみせた。ベリンジャーの残留を望むキャプテン・ジャッジの要請を受けたヤンキースのフロントは、再契約の交渉をまとめ上げられるのか。
構成●THE DIGEST編集部
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