2025年も、いよいよ終わりが近づいてきました。記録的な梅雨の短さや猛暑など、今年は天気に振り回されたと感じている方も多いのではないでしょうか。
年末年始をどう過ごすか考えるうえで、やはり気になるのが天気の動き。そこで今回は、読売テレビ『かんさい情報ネットten.』のお天気コーナーでおなじみの気象予報士・蓬莱大介さんに、2025年の天候の振り返りと、年末年始の天気について教えていただきました。
2025年は“異常気象が当たり前”になった一年
まずは、今年一年の天気を振り返って、印象に残っているポイントを教えてください。
今年は「二季(にき)」という言葉が流行語大賞にノミネートされるなど、記録的な梅雨の短さ、猛暑、大雨、発生から上陸まで1日ほどで急発達した台風と、異常気象が相次いだ一年でした。
年末は寒さが一服。大晦日までは比較的穏やか
年末の天気について教えてください。
仕事納めのタイミングで強い寒気が流れ込みましたが、その後は大晦日にかけて、いったん寒さが和らぐ見込みです。大阪では昼間の気温が10℃を超える日もあり、日差しのぬくもりを感じられるでしょう。年末の買い出しなどは、比較的動きやすい天気になりそうです。
元日の天気はいかがでしょうか?
元旦の初日の出は、近畿地方は京阪神より南では見られる見込みです。ただし、午後からは次第に雲が増えてきそうですね。初詣や外出の予定がある方は、できるだけ早めの時間帯がおすすめです。
2日以降の天気は?
年明けは冬型の気圧配置が続くため、近畿北部は雪や雨が降ったりやんだり。中部は曇り時々晴れ、南部は晴れの日が続きそうです。年明けしばらく風がやや強く吹くため強風・高波に注意です。

