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エンジンマニア垂涎のiPad/iPhoneアプリ『Trans4motor R』がめっちゃ楽しい!

エンジン形式を自由に変化させられるTrans4motor R

アプリの話から、だいぶ離れてしまったが、Trans4motor Rはこれらエンジンの動く仕組みを3Dグラフィック化して見せてくれるアプリ。並列4気筒エンジンの爆発間隔はどうなってるのか? それがV4だとどう変化するのか? クランク軸の動きは、どうやってミッションに伝わり、駆動軸に伝わるのか……? などを理解することができる。

ギアチェンジをしたり、音を再現したりもできるので、非常に楽しい。サウンドをONにすると、iPad/iPhoneの傾きでスロットルワークを再現できる。音は実車を解析しつつ、エンジンの爆発音、その倍音的要素(カムや、バルブの動き、エンジンの鳴りなどが再現されているのだろう)、ランダムノイズ、ウィンドノイズ、ギアノイズなどを合成して再現されているので、実車っぽい音も再現できる。

絶妙なのは、エンジン形式や気筒数を指定すると、まるで変形合体ロボのように形状が変わってエンジンのカタチが変化すること。画面外からピストンやクランク、バルブが飛んで来て組み合わさる様子は見ていて飽きない。

詳細設定で、オリジナルのエンジンを作れる

また、設定画面を開くと、さらに詳細まで設定できる。

点火間隔を変えて、同爆エンジンを作ったりすることもできる。

たとえば、カム駆動方式はタイミングベルト(四輪はこれが多い)、カムチェーン(バイクで一般的)、カムギア(ホンダの一部スポーツバイクで採用)を切り換えることができる。バルブ駆動方式も、DOHC、OHV、VTEC、デスモドローミック(ドゥカティで使われるバルブスプリングを使わないカムによる強制駆動方式)を選択できる。また、ボア×ストローク比も設定できるし、点火間隔(ヤマハのクロスプレーンを作れる!)やギア比まで自由に設定することができる。

XS650のエンジンをベースに、狭角Vツインエンジンを作ってみたり。

もちろん、すべてのクルマやバイクを実際に図面から起こしているわけではないから、ピストン形状などまでが再現されているわけではないが、『模式図』としては十二分以上の解析がされているので、『どのように動くのかを3Dグラフィックで見る』という用途においては非常に楽しめる。

エンジン好きなら、何時間でも眺めていられるに違いない。

配信元: Dig-it

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