首都圏に位置し、豊かな自然と都市機能が調和する神奈川県。県内には、響きや字面の美しさが際立つ、印象的な校名を持つ私立大学も少なくありません。
ねとらぼでは、アンケートサイト「ボイスノート」の協力のもと、全国の30代以下を対象に「字面がかっこいい神奈川県の私立大学」というテーマでアンケート調査を実施しました。
30代以下の人から「字面がかっこいい」と支持を集めたのは、どの私立大学だったのでしょうか。ランキングを見ていきましょう!
第2位:フェリス女学院大学
第2位は、得票率10.7%の「フェリス女学院大学」でした。横浜市泉区に本部を置くフェリス女学院大学は、1870年にヘボン施療所で授業が開始されたことを起源とし、1965年に設置された私立大学です。「キリスト教の信仰に基づく女子教育」を建学の精神、「For Others」を教育理念に、真理と平和を愛し、人類の福祉に寄与する人物の育成を目的としています。
大学名にある「フェリス」とは、学院に対して援助を惜しまなかった、アメリカ改革派教会外国伝道局主事父子の姓。創立時は、創始者の宣教師メアリー・E.キダーの名前から「キダーさんの学校」などと呼ばれていましたが、この父子に敬意を表し「フェリス・セミナリー」「フェリス和英女学校」と呼ばれるようになったそうです。フェリス父子の教育に対する熱い思いはもちろん、響きが美しいところも支持を集めたのではないでしょうか。
第1位:聖マリアンナ医科大学
第1位は、得票率11.3%の「聖マリアンナ医科大学」でした。川崎市宮前区に本部を置く聖マリアンナ医科大学は、1971年に「東洋医科大学」として創立された私立大学です。医学・医療における課題に対して学究的思索と科学的妥当性のある情報を収集し、科学的根拠に基づいて意思決定できる能力や、国際的な視点から地域社会および国際社会に奉仕する姿勢の育成を目指しています。
大学名にある「マリアンナ」は、創始者である明石嘉聞氏の妹・明石志都香氏の修道女名「シスター・マリアンナ」に由来。彼女はアメリカで在米邦人の教育事業に注力し、「キリスト教的人類愛に根ざした生命の尊厳と人類社会への奉仕」をモットーとした医療社会事業の実現を願っていたそうです。大学名に込められた使命感や人類愛、社会奉仕などのイメージや、「聖」という文字が学問や医療への崇高な理念を感じさせるところも、多くの支持を集めた要因かもしれません。

