もうひと波乱が起きるかもしれない。巨人がベネズエラ出身の160キロ右腕ブライアン・マタと契約したのは12月26日だった。
「マタは祖国で開催されていたウインターリーグで6回先発し、4勝を挙げています。特筆すべきは、打高投低の傾向が強い同リーグで防御率1.50の好成績を残したことです」(特派記者)
このマタの巨人入りに、あの助っ人投手が「迅速な動き」を見せていた。横浜DeNAベイスターズと「まもなく正式契約」と報じられた前阪神のジョン・デュプランティエだ。
マタは自身のSNSで、巨人入りしたと報告。そのSNSのフォロワーに、デュプランティエがいたのだ。そのデュプランティエが誰をフォローしているのか追跡すると、やはり今オフに巨人入りが決まったフォレスト・ウィットリー、ボビー・ダルベック、キャベッジなどがいた。敵情視察ということだろうか。
近年、外国人選手が日本の球団と契約する際、自身のSNSなどで正式発表よりも前に公表してしまうケースは少なくない。
「キャベッジの巨人残留が決まった直後のことです。SNSでそのことを伝えたら、フォロワーにウィットリーがいて、『Go GIANTS』のメッセージを送っていました」(スポーツ紙記者)
ウィットリーが巨人と正式に契約を結ぶ前の話だ。こうしたネットコミュニケーションから考えると、「大逆転、デュプランティエも巨人入り」なんてことになるのだろうか。
「デュプランティエのDeNA入りが濃厚と報じられたのは12月16日。メディカルチェックなどがあったとしても、時間がかかりすぎていますね」(前出・スポーツ紙記者)
今季在籍していた阪神のリーグ優勝旅行があり、デュプランティエはそれに参加していた。「DeNA側が優勝旅行中の阪神に配慮して、契約を遅らせたのでは」との指摘はあるが、年内にさっさと発表しようと思えばできたはずだ。
「ペナントレース終盤では阪神残留が濃厚とされ、次にソフトバンクとの契約が時間の問題とされて、さらにDeNAとなった。もう他の球団と契約しても驚きません」(球界関係者)
来季のタイガースカレンダーの10月に、デュプランティエが映り込んでいた。撮影はクライマックスシリーズ前に行われたという。この時点では阪神残留を優先的に考えていたことになる。
それにしても、DeNAとデュプランティエの契約合意の遅延が気になってしかたがない。
(飯山満/スポーツライター)

