『街の本屋は誰に殺されているのか?』(日本経営センター)
小島俊一
2025年11月4日1,760円(税込)176ページISBN: 978-4910017846本書は、日本で街の本屋が
急速に消えている理由を探る。
戦後の出版界は
再販・委託制度などに守られ発展したが、
構造を変えられず衰退。
1996年に2万5000店あった本屋は
2023年に7000店を下回った。
他国では維持・微増しているのに
日本だけが急減している。
読書離れではなく雑誌市場の崩壊と
構造的問題が要因である。
本書は歴史的背景と海外比較、
現場の成功事例を通じて、
出版界の制度疲労を明らかにし、
本屋を文化と知の拠点として再定義、
未来に残す意義を問い直す。

