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【現地取材】6戦ぶり先発の石川祐希が11得点「ユウキ!ユウキ!」の大声援、ペルージャ公式戦11連勝 チステルナ垂水優芽は負傷欠場

【現地取材】6戦ぶり先発の石川祐希が11得点「ユウキ!ユウキ!」の大声援、ペルージャ公式戦11連勝 チステルナ垂水優芽は負傷欠場

現地12月26日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガ2025-26シーズン後半2節が行なわれた。男子日本代表の石川祐希が所属するシル スーザ スカイ・ペルージャは、垂水優芽の所属先チステルナ・バレーとアウェーで対戦。セットカウント3-0(25-14、25-20、25-20)で盤石な試合運びで勝利を収め、3位から2位へ浮上した。

 ペルージャは3度目の王座に輝いた世界クラブ選手権後の初戦。先発はOHが石川と元ウクライナ代表・オレフ・プロトニツキ、司令塔にイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、OPは元チュニジア代表ワシム・ベンタラ、MBがイタリア代表ロベルト・ルッソとフェデリコ・クロザート(イタリア)、リベロにマルコ・ガッジーニ(イタリア)を起用した。

〈S:セッター、OH:アウトサイドヒッター、OP:オポジット、MB:ミドルブロッカー、L:リベロ〉

 チステルナは最下位を免れているものの12チーム中11位。先発はOHの元イタリア代表フィリッポ・ランザを始め、Sアレッサンドロ・ファニッツァ、OPトンマーゾ・グッツォ、MBダニエレ・マッツォーネの同国勢、OHのトルコ代表エフェ・バイラム、MBのオランダ代表ファビアン・プラクとLのカナダ代表クーリエ・ランドンで布陣を組んだ。1-3で終えた前節のモデナ戦で第2セットから4セット目の終盤までコートに立ち、この試合で起用が期待されたOH垂水は軽度の腰部負傷により出場せず。石川とのネット挟んだ攻防は、残念ながら前半戦と同様に実現しなかった。

  第1セット、ペルージャは相手レセプションを石川のサーブで崩して早々にブレーク2本。一度チステルナに同点を許すも、石川が強烈なバックローからの自身1得点目で反撃を阻止する。その後、相手にアタックミスが頻発などしてブレーク4本を手に入れる。さらに、レフト攻撃で2度にわたりサイドアウトを奪った石川が精度の高いサーブで、ルッソとプロトニツキのブロックにベンタラのライト攻撃2発を呼び込み大量リードに貢献。ディグでも鮮やかなバックアタックでセットポイントを仕留めて試合を先行した。

 第2セット開始からすぐに、石川が上半身をクロス方向へ向けたままストレートへふわりと落とす一打を決める。「(パリ五輪MVPのフランス代表OHイアルバン・)ヌガペトを格段に超える洗練度」と現地解説者を唸らせたこの打球の後には、1セット目から際立ったサーブとディグで2連続得点を呼び込む。ペルージャは2点のリードで迎えた中盤に誤打と相手のエースで同点へと追い上げを許すが、そこでも石川が奮起。レフトからまずはクロス弾でサイドアウトを奪うと、連続で託されたトスを決め切ってラリー2本を制しチームをリード2点へとけん引する。

  しばらくこう着状態が続いた後、好調なベンタラがライトからバックアタック2打を沈めるなどして再びチステルナを突き放す。そして、終盤の入りに石川が魅せる。コートを大きく外れたプロトニツキのディグを追ってベンチに飛び込みワンハンドで見事につなぎ、すぐさまコートへ戻り高く跳んで壁を作る。その右手で相手OPの攻撃を遮ったように見えたブロックは2枚で跳んだルッソにカウントされたが、背番号14の渾身のパフォーマンスをチームメイトたちは円陣を組んで激賞。アウェー戦の応援に駆けつけたサポーターたちからも、「ユウキ!ユウキ!」と賛辞の大声援が沸き起こった。

 そのままリードを譲らずにセットを連取したペルージャは、第3セットを石川のブロックアウトでスタート。ジャンネッリのエースや今季すでに終えた試合の半数で60%以上のアタック決定率をマークするベンタラの攻撃などで前半の内にリード3点を奪取する。中盤に入り被ブロック2本とレセプションのエラーで3点を献上した石川だったが、13-13からまたもサーブで相手を苦しめると自らバックアタックを決めるなど失点を取り返してチステルナの勢いを削ぐ。さらに終盤、途中出場したOHドノヴァン・ジャヴォロノク(チェコ共和国)のマッチポイントを含む2得点を絶妙なディグで演出。ペルージャが堅い試合運びでストレート勝利を収め、勝点3を獲得してリーグ2位から3位へ浮上した。

 6試合ぶりに先発出場を果たした石川は、チーム2位タイの11得点(アタック)。20打を放ってエラーがわずか2打だった安定感抜群のサーブでブレーク12回を引き寄せたほか、冴えわたったディグは15本を受けてチーム断トツの11本を上げ切るなど守備でも勝利に大きく貢献した。

  試合を終えたばかりのコートでインタビューに応じた石川は、チームの戦いぶりと自身のパフォーマンスをこのように評価した。

「それぞれのセットで前半からいい形の入り方ができました。2セット目はシーソーゲームになったところがありましたけど、サーブからブロックやディフェンスが機能して大きくリードできたので、その辺は良かったと思います。3セットの前半も良かったんですけど、後半から終盤にかけて相手に押された場面があって、僕の失点がからんでいたのでそこは反省点です。それでもディフェンスなどで失点を取り返すことができたと思っています。まだまだミスやもったいない失点があったかな。まぁ、試合に出ていなかったことを考えると自分のパフォーマンスは悪くはなかったんじゃないかなと感じています」

 ペルージャは、現地11月26日以降、リーグ戦5試合にチャンピオンズリーグ初戦と世界クラブ選手権での5試合を含め公式戦11連勝中。年内最後を飾る次戦のコッパイタリア準々決勝(日本時間12月31日午前4時30分開始予定)で5位ルーベ・チヴィタノーヴァをホームで迎え撃つ。

取材・文●佳子S.バディアーリ

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配信元: THE DIGEST

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