
レッドブル、「文句なしの1位」の過去4年間も末路は悲惨...「最悪だった」海外メディア評価 ハジャーへの要求は「1.5番手ドライバー」
【画像】絶世の美貌を誇る米プロレーサー、リンジー・ブルワーの厳選フォトを一挙お届け!
【画像】モデル、女優ら大物がズラリ…パドックを彩るF1ドライバーの“美しき妻や恋人たち”に注目! 2022年に解禁となった「グラウンドエフェクト」というコンセプトの下で各チームがマシン開発してきた25年までのF1。2026年からは新レギュレーションが施行され、異なる種類のマシンがサーキットを走る。
新たな歴史の幕開けを前に各国メディアはそれぞれ、この4年間を総括している。そのなかで英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は各チームをランキングによって評価している。
1位となったのは、4シーズンで3回のドライバーズチャンピオンシップ、2回のコンストラクターズチャンピオンシップを制したレッドブルだ。優勝回数は55、スプリントの勝利は13回を数え、ポールポジションは38回、そして獲得ポイントは2659点に達した。
25年は首位のランド・ノリス(マクラーレン)とわずか2ポイント差と、あと一歩のところで連続記録が途絶えるも、3連覇を果たしたマックス・フェルスタッペンをはじめ、セルジオ・ペレス、リアム・ローソン、そして角田裕毅が所属したチームの4シーズンについて、次のように振り返っている。
「通算55勝、つまり開催された全グランプリの60%に相当する勝利数を挙げており、文句なしのナンバーワンだ。それは、非常に優れた機能を備えたマシンから始まった。優秀なメカニカル・プラットフォームと堅実な空力コンセプトを持ち、それによって史上最も支配的なシーズンを実現した。23年には23戦中22勝を挙げ、フェルスタッペンは悠々とチャンピオンシップを制した。その後、ライバルの進歩によってそのコンセプトの限界が露呈し始め、苦戦し始めたのは24年の半ばからだった」
ちなみにランキングの2位以下は、上から順にマクラーレン、フェラーリ、メルセデス、アストンマーティン、アルピーヌ、ウィリアムズ、ハース、レーシングブルズ(アルファタウリ、VCARB時代を含む)、ザウバーとなっている。 さて同メディアは、2025年の各チームのパフォーマンスも評価しており、レッドブルを「昨季の大半と同様に『1台体制』のチームだった。そのため、コンストラクターズチャンピオンシップ2位も、マクラーレンにタイトル争いでプレッシャーをかけることさえも叶わなかった」と厳しく評した。
一方、孤軍奮闘のフェルスタッペンに対しては、「シーズン最初の4分の1は悪くなかった。ここで99ポイントを獲得し、オスカー・ピアストリの131ポイントに対して健闘していた。しかしその後、開発が誤った方向に進み、『バランスが分断されている』という不満が常に聞かれるようになった。もっとも、英国GP以降の変更と、よりエンジニア主導の開発路線への転換によって、再び争いに加わった」と振り返っている。
そして26年に向けては、「セカンドドライバーの問題は、根深い課題だ。来季はアイザック・ハジャーが荒削りな部分を磨き、より落ち着いた姿勢を身につけ、いわば『ナンバー1.5ドライバー』と呼べる役割を果たすと期待されている。レッドブルには、フェルスタッペンをしっかりと支え、不調な日でも大量ポイントを持ち帰れる存在が必要なのだ」と指摘した。
スペインのスポーツ紙『MARCA』もこの点に注目。「(フェルスタッペンの)チームメイトに何を求めるか? マシン開発が得意であること。良好な理解関係を築く意欲があること。親切で、楽しく、オープンマインドで、週末の間に物事を隠さないこと。要するに、チームを前進させ、質的な飛躍をもたらそうとする姿勢だ。それが最も重要だと思う。さらにサーキット外で友情関係を築ければ、それは良いおまけだが、必須ではない」とのコメントを紹介している。
そして同メディアは、このミルトンキーンズのチームで過去、多くのドライバーがフェルスタッペンの隣で苦戦したと振り返り、「最悪だったのは今季だ。角田が獲得したポイントがあまりに少なかったため、コンストラクターズチャンピオンシップでマクラーレンだけでなく、メルセデスの後塵も拝して味気ない3位に甘んじた。したがって、レッドブル首脳陣がこの日本人ドライバーを格下げする道を選んだとしても、驚きはなかった」と厳しく綴った。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】「ユウキが恋しい…」プラカードで掲げられたレッドブル残留を願う一部始終
