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野中ここな、2025年を振り返る「自分の中の“譲れない何か”を見つけることが必要」

野中ここな、2025年を振り返る「自分の中の“譲れない何か”を見つけることが必要」

「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」村野さやか役として注目を集める野中ここな
「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」村野さやか役として注目を集める野中ここな / 撮影=熊木優

「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」(村野さやか役)などで注目を集める声優・野中ここな。10代ラストを駆け抜けた2025年について、さまざまな角度から振り返ってもらった。待望の1st写真集「うたかた」の発売を2026年1月15日に控え、彼女が今感じている等身大の想いに注目だ。

■自信がどんどん次への活力につながっていくような1年でした

――2025年を振り返ってみて、いかがですか?

2025年は、私がひとり暮らしを始めてちょうど1年が経った時期でした。少しずつ生活にも慣れて、その経験がいろいろと自信につながっていますね。“自立する”って、きっと難しいことなんだろうなとずっと思っていたんですよ。でもやってみたら「料理も洗濯も、部屋の掃除だってできるぞ野中ここな!」みたいな(笑)。その自信がどんどん次への活力につながっていくような1年でした。

――家事も楽しみながらこなせているようですね。

楽しいです! でも私、すごく面倒くさがり屋で。料理を作って食べるまではいいんですが、洗い物がちょっと…(笑)。洗濯も、回すまではいいんですが、そこからの運んだり干したりが苦手で。だからこそ、“面倒くさい”という理由で家事を投げ出さなかった自分を褒めてあげたいです(笑)。

――お仕事との両立で、掃除が溜まってしまうことはありませんでしたか?

全然ありました。でも私、お掃除はけっこう好きなんです。溜まったとしても「大丈夫、明日は大好きな掃除DAY♪」なんて思いながらテンションを高めていました。お部屋がきれいになるのは単純に気持ちがいいですし。あと、母が長崎からたまに確認しに来るんです。私が、ちゃんと生活できている状態なのかって。

――お母さんからしたら、やはり心配な面もあるでしょうね。

母は、私が思いもしなかった場所からホコリを見つけたりするんです。「そのやり方だとカビが生える」とか、家事の知恵が本当にすごくて。母が掃除した後はもう“新築0日目!”みたいな状態になるんですよ。この1年で、母をより尊敬しました。いろんな家事の裏技みたいなものも教えてもらって、勝手に花嫁修行をしてる気分でした(笑)。
【写真】ニットとデニムパンツのラフなコーデが似合う野中ここな
【写真】ニットとデニムパンツのラフなコーデが似合う野中ここな / 撮影=熊木優


■以前よりも「ちゃんと届いてる」と実感できることが増えたんじゃないかと思います

――お仕事面では、今年は朗読劇に多く出演されました。2か月に1回ほどのハイペースでしたね。

ありがたいことに、たくさん出演させていただきました。今、自分の中心となっているのは「ラブライブ!」シリーズのコンテンツですが、さらなる学びや成長のために、芝居のお仕事をさせていただきたいと思っていたところに朗読劇のお話をいただけて。とても貴重な経験になりました。

――現場での刺激も多かったのではないでしょうか。

声優界の先輩方と共演する作品ばかりで、初めは本当に緊張していました。でもすごくうれしかったですし、どんどん楽しくなってきて。「先輩方の感情表現を今回直接聞ける!」という興奮もありましたし、共演者の皆さんと稽古や本番で違う掛け合いができたりして。それが朗読劇の楽しさでもあるなって思いました。

――お芝居の表現において、今後に生かせそうな“学び”はありましたか?

私はもともと、俳優としてのレッスンを受けていたときから“距離感”をはかるのが苦手だったんです。「今、自分(のセリフ)は投げた。それがきっと届いたはず」って、わりと自己完結しちゃうタイプで。確信までは持てないことも多かったんです。一方の朗読劇では、実際は隣に座っているけど、台本上では目の前にいたり下にいたり、ぎゅって抱きしめてもらっていたり…と状況がいろいろで、言葉だけでそれを表現することが距離感をはかる勉強になりました。以前よりも「ちゃんと届いてる」と実感できることが増えたんじゃないかと思います。

――今後のさまざまな表現に反映されそうですね。

はい、すごく学びになりました。あと、自分が出演したからというわけではなく、シンプルに朗読劇というものの面白さに気付けたのも良かったです。本当にどれひとつとして同じ演出の朗読劇はないので、まだ見たことがない人は、ぜひ体験してみてほしいと思います。
野中ここな 1st写真集 うたかた(2026年1月15日発売)
野中ここな 1st写真集 うたかた(2026年1月15日発売) / 撮影=熊木優


■大好きな長崎にも少しは恩返しができているのかな

――10月には、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『野中ここなのノナカの野望』(TOKYO FM / FM長崎)がスタートしました。

本当にうれしいお話です。実は、母は今まであまり私の活動を周囲に言ってこなかったんです。大切にしてくれていたというのもあるんですけど。でも、地元(FM長崎)でも放送されるこの番組が決まってからはママ友とかに「娘がラジオをやっているから聴いてみて」って言うようになったらしくて。それがちょっとかわいいなって(笑)。地元のラジオはずっとやりたかったことですし、家族はもちろん、大好きな長崎にも少しは恩返しができているのかなと思います。

――反響も届いていますか?

ありますね。親戚や友達から「聴いたよ」とか。私の今までの活動はキャラクターを通して感じてもらうことが多かったのですが、ラジオは私の声と言葉で伝えているので。地元の同級生から「ここな、頑張っているね」という声が届くのは、すごく励みになります。

■地元だからこその自然な表情がたくさん詰まっています

――2025年を過ごす中で、新たに見つけた“課題”はありますか?

“我慢しない”ということです。私、普段からすごく我慢強くて、それに慣れているので自分では無意識だったりするんです。けど、一緒に活動している子たちから「ずっと我慢してるけど、もっと意見を言っていいんだよ」と言われることがあって…。

――周りの皆さんは、ちゃんと気付いてくれているんですね。

みんなは私より年上で、すごく気遣ってくれます。でも、周囲にそう心配させないような“我慢しない強さ”も身につけないとなって考え始めました。意見を言わないと意思もブレたりするのかなと思うし。そのために、自分の中の“譲れない何か”を見つけることが必要だなって、今すごく思っています。

――そして年明けには、1st写真集「うたかた」が発売になります。

オール長崎ロケで、地元だからこその自然な表情がたくさん詰まっています。10代最後の1冊ということで、駅のホーム・電車内での制服姿や無邪気な表情など、今しか撮れないカットも楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。ロケ中は私自身も知らなかった長崎の魅力にたくさん触れることができました。1枚1枚の写真から野中ここなのパワーを感じ取ってもらいつつ、異国情緒あふれる長崎の歴史的な景色も見てもらえるとうれしいです。

(取材・文=川倉由起子 ヘアメイク=田村直子 スタイリング=笠原百合)

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