・作ってみよう
そんなわけで検証してみることにした。近所の工具屋に行きこのアイデアを実現できるものを探し、購入したのはプチプチ。透明な素材で簡単に加工できて、さらに足元まで覆えるサイズとなるとこれしかなかった。
さて、これをどうやってツルツルの傘の端に固定するかだが、ボンドとかテープだと風に煽られた時に外れそうである。そもそも相手は雨と風だしな。そこでネジ止めすることに。
大きいとビニール素材の方がもたなさそうなので小さいネジを購入。これで破損系の懸念は払拭できるはず。私はガチで御花畑マリコを守りたい。これ以上人妻を濡れさせるわけにはいかないのである。
・誤算
だが、いざ作業に取り掛かると別の問題が浮上した。傘の側面に壁を作る構造上、ビス止めのポイントを横から確認するのが難しく、壁の内側からか外側からの一面からしか作業できないのだ。ゆえにビスの受け手側が見えない。
そこで私が傘の内側からビニールにビスを刺し、御花畑マリコ記者は外側でビスを締める係に分かれての共同作業に。心を1つにしてビスを1本1本締めていく。しかし、その細かすぎる共同作業ににじむ疲れ。
時には罵倒の言葉が飛び……
時には笑い合い……
ついに完成した。
これぞ傘の進化系! 人妻を絶対に濡れさせない傘、ここに爆誕!!
