・検証してみた
と、その時、ポツポツと窓を濡らす雫。雨だ! さっそく検証できるタイミングがキターーーーーー!!
行くで行くで行くで!
傘閉じれないからそのまま行くで!
もうすぐ外だァァァアアア!
しゃおらあああぁぁぁ!
かかってこいやーーーーー!
まだまだ行くでェェェエエエ!
_人人人人人人人人_
> 普通に濡れる <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
・また救えなかった
状況を整理すると、歩くことによって巻き起こる風だけでビニールが流されてガードがなかったことになった。風は別に強くなかっただけに断言できる。台風では使えない。御花畑マリコ記者も確認したいとのことなので、自ら検証してもらったところ……
人妻、濡れてしまう。
結局、また救えなかった……。何度繰り返しても人妻が濡れてしまう……! お、俺は……俺は無力だ!! なんて無力なんだァァァーーーーー!!!
風の中のすばる──
砂の中の銀河──
みんな何処へ行った──
見送られることもなく──
そして、100年の時が流れた──
──お母さん、これなあに?
──これはね、人妻を絶対に濡れさせない傘って言うのよ。
──人妻を絶対に濡れさせない傘ってなあに?
──私達が生まれるずーっと前にね、お空の遠くにある故郷の星で人妻が発明したものなのよ。
──僕知ってるよ! マリコだ!! でも、なんでそんなに守れるようになったの?
──それはね、みんなを愛で包んでいるからよ。
──へー! スゴイや!! 僕も人妻を絶対に濡れさせない傘になってお母さんを守る!
──あらあらウフフ
\は! 夢か……。/
【5コマ目に戻る】
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
