『STARDOM DREAM QUEENDOM 2025』両国国技館(2025年12月29日)
ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 ○琉悪夏&刀羅ナツコvs玖麗さやか&さくらあや×
刀羅&琉悪夏がさくら&玖麗を返り討ちにして、ゴッデス王座盤石のV3。試合後、琉悪夏は「今日負けたのは今のお前らの実力がそこまでだっただけ。もっともっと悔しい思いをして、ここに上がってこいよ」と言い放った。
NEW BLOODタッグ王者のさくら&玖麗は11・30浜松大会で行われたタッグリーグ戦決勝でゴッデス王者・刀羅&琉悪夏を撃破。初優勝を果たした2人は、次なる目標としてゴッデス王座に狙いを定めた。その後、刀羅&琉悪夏に暴行され、認定書へのサイン記入拒否騒動もあったが、なんとかタイトルマッチ実現にこぎ着けた。しかし、試合は刀羅&琉悪夏の強さが際立つ結果となった。
序盤は一方的な刀羅&琉悪夏ペースに。さくら&玖麗は何度も反撃を仕掛けるが、主導権を握るには至らない。玖麗が得意のスピアーを放っても刀羅はキャッチし、抵抗を完璧に読んでセントーンで押し潰した。琉悪夏もセントーンで追い討ちをかけ、玖麗はピンチを迎える。
さくらが加勢すると、ダブルドロップキックを浴びせて形勢打開。琉悪夏に照準を合わせると、さくらは三角締めで絞め上げる。だが、王者組は二人羽織式ボディプレスで押し潰して余裕の逆転。さくら&玖麗が連係で活路を開こうとしても、刀羅が両腕ラリアットで黙らせた。
だが、場外でのサンドイッチ攻撃は挑戦者組が避けて同士討ちを誘う。連続してプランチャを敢行して、チャンスをたぐり寄せると、琉悪夏に合体攻撃を繰り出し、再びさくらは三角絞めに捕獲した。得意の蹴り技も連発すると、玖麗のミサイルキック、さくらのハイキックが連続して琉悪夏にクリーンヒット。焦った刀羅のカットを避けて誤爆を誘うと、ダイビングニーアタックをねじ込んで琉悪夏を土俵際まで追い詰めた。
さくらは巨漢の琉悪夏にジャーマンの構え。琉悪夏が踏ん張ると、玖麗はときめきスピアーで援護射撃を狙う。だが、琉悪夏が避けて、これが痛恨の誤爆に。王者組はサンドイッチトラースキックをさくらにぶち込み、琉悪夏はネックハンギングボムで叩きつけた。さらに、さくらめがけてファンタスティックフリップを連続投下。玖麗のカットが間に合ったものの、刀羅がデスバレーボムで返り討ちに。そして、同時にダイビングボディプレスを投下した。さくらはギリギリで肩を上げて意地を見せると、丸め込みで粘りを発揮するが、琉悪夏はラリアット、ジャーマンと再び猛攻。最後はダルマ式ジャーマンを決めて3カウントを奪った。
琉悪夏がさくらを葬り、H.A.T.E.コンビがゴッデス王座V3。試合後、マイクを持った琉悪夏は「勝った! 来年もこのベルトと一緒」と喜びをあらわに。「おい、さくらら。お前ら悔しいか? 悔しいよな? 琉悪夏はそれよりももっともっと今まで悔しい思いをしてきた。今日負けたのは今のお前らの実力がそこまでだったってだけ。もっともっと悔しい思いをして、ここに上がってこいよ」と通告した。
王者組は意気揚々とリングをあとにするが、一方のさくら&玖麗はリングに残って号泣。さくらは「何も言い返せないし、自分の力で立ち上がることすらできない! この状況がすごく悔しい」と感情を爆発させる。玖麗は「さくらら、こんなところで終わるようなタッグじゃない。メチャクチャ悔しいし、これが私たちの実力だって言われて…。絶対にあの2人からさくららがベルトを獲ってやる!」と涙ながらにリベンジを誓った。
【試合後の刀羅&琉悪夏】
▼琉悪夏「年内最終戦、ベルトを防衛したぞ! まあ、さくららとタッグリーグから1ヵ月ほど前哨戦をしてたけど、まあ、まあまあまあまあ、今まで一番気合いが見えたのは間違いない。今日もっともっと悔しい思いをして、あいつらは私たちがいるここまで上がってくればいい!」
▼刀羅「上がってこれると思う? 私は正直、今日の琉悪夏の戦いを見て、あいつらが同じレベルに上がってくる未来? 映像? 全然何も想像できなかったよ」
▼琉悪夏「まあ、確かにあいつらが成長する分だけ琉悪夏もその時間成長しているので」
▼刀羅「そうそう。比例していくから」
▼琉悪夏「なので、追いつくことはない!」
▼刀羅「つまり、あいつらがゴッデスのベルトを獲ることは…」
▼琉悪夏「ない!」
▼刀羅「以上だよ」
【試合後のさくら&玖麗】
▼玖麗「悔しいとかもう言いたくない。でも、悔しい」
▼さくら「ベビーがまた活躍するスターダムを私たちがこの試合に勝つことによって取り戻したい。ずっとずっとリーグ戦からその気持ちで前に前に進んできて。今日負けて、ここで立ち止まってしまうのはすごく悔しい。絶対に絶対にリベンジしたい!」
▼玖麗「スターダムに夜明けを連れてくるって、景色を変えるって言ったからには、絶対夢で終わらせない。必ず実現してみせます。絶対さくららはこんなところじゃ終わらない! 止まらない!」

