現地12月28日、MLB公式サイトのウィル・リーチ記者は、「2026年へ運勢が上向いている６チーム」と題した記事を掲載。アスレティックス、アトランタ・ブレーブス、ワシントン・ナショナルズ、ボルティモア・オリオールズ、ピッツバーグ・パイレーツとともに、シカゴ・ホワイトソックスを取り上げた。
現地21日には、ヤクルトからポスティングでメジャー移籍を目指していた村上宗隆との契約が決まるなど、ホワイトソックスは積極的な補強に打って出た。24年に球団ワーストの41勝121敗、25年に60勝102敗と２年連続でア・リーグ中地区最下位に沈んでおり、チーム再建を図っている最中だ。
記事内では、「多くの人が村上との契約に驚いたが、おそらく驚く必要はなかったのだろう」と新戦力の獲得を伝え、「確かに25年は102敗を喫しているが、24年から19勝も勝ち星を増やしており、さらに言えばオールスター以降は借金わずか９と健闘。９月も競争力のある戦いを見せた」と後半戦の粘りを高く評価した。
また、ミゲル・バルガスやカイル・ティール、チェイス・マイドロス、コルソン・モンゴメリーといった印象的な若手打者の台頭にも触れ、「さらにMLB Pipelineプロスペクトトップ100のうち５人が控えており、先日は26年ドラフトの全体１位指名権も獲得した」と記述。ホワイトソックスにポジティブな要素が少なくない。
記事終盤では、「ワールドシリーズ出場候補だろうか？ それはノーだ。しかし、もう当分100敗はないだろう。そしてみんなが思っている以上に早く、ア・リーグ中地区で優勝を争うかもしれない」との前向きな予測を展開した。
多くの若手有望選手を擁するチームに村上を加えた26年のホワイトソックスが、望外の躍進を果たすのか。
構成●THE DIGEST編集部
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