レアル・ソシエダは今季、イマノル・アルグアシルからバトンを引き継いだセルヒオ・フランシスコの下で新たなシーズンに臨んだが、低空飛行を続けてあえなく16節終了後に監督解任。ホン・アンソテギによる代理の指揮を経て、2026年はペッレグリーノ・マタラッツォの下で巻き返しを狙うこととなった。
シュトゥットガルトやホッフェンハイムを率いた48歳のイタリア系アメリカ人は、「ラ・レアルはより良いパフォーマンスを発揮する必要がある。まずは、そのための“鍵”を見つけることが重要であり、そのうえで試合ごとにより良い出来を追い求めて、多くの努力を重ねなければならない。今こそ勝つべき時だ」と、結果の重要性を強調(スポーツ紙『as』より)。さらに、チームの改善点や今後への意欲を次のように語った。
「前進するための仕事が我々にはあり、進歩の過程を確認しながら、どのように相手を崩し、スペースや背後を突いて攻撃するかを見極めなければならない。守備を改善する必要もあるし、どのようにサッカーを構築するのか、そのやり方に明確さをもたらす必要がある。そして、選手たちのエネルギーを試合の中に注ぎ込むこと。それが私の仕事だ」
年内の全日程を終えた時点で、ソシエダはラ・リーガにおいて4勝5分け8敗という例年にない惨憺たる成績に終わっており、降格圏(18位)に勝点わずか2差の16位に沈んでいる。ゆえに、マタラッツォ新監督にはじっくりとチームを構築するような余裕はなく、今後は少しでも多くの勝点をチームにもたらすことが何よりも優先される。
スポーツ紙『MARCA』も、「ソシエダの明確な目標は、反転攻勢に出て順位を上げ、降格圏から遠ざかることだ」と指摘するが、「しかしこの重要な挑戦は、同時に困難なものでもある。というのも、『チュリウルディン』の今後の対戦相手は、アトレティコ・マドリー、ヘタフェ、バルセロナ、セルタ、アスレティック・ビルバオ、エルチェ、そしてレアル・マドリーと、全て中位以上のチームばかりだからである」と続けている。
「ラ・レアルは、下位チーム相手に取りこぼしてきた勝点を、上位陣との対戦で取り戻さなければならない。彼らはここまで、下位6チームのいずれにも勝利しておらず、下位10チームに対しても(全勝すれば獲得できた)勝点30のうち、わずか11しか積み上げられていない。マタラッツォ新監督の下では、即座に反応を示すことが急務であり、そうでなければ状況はさらに複雑化していくだろう」
急速にチームの改善が求められる中では、戦力補強がその重要な手段のひとつとなるが、同時に現有戦力の奮起と復調も不可欠な要素であり、新指揮官は「全ての選手と向き合い、それぞれから最大限の力を引き出すために取り組む準備ができている」と意気込みを示した。
このような状況のソシエダにおいて、久保建英も目に見える結果が期待される選手のひとりだ。奇しくも『MUNDO DEPORTIVO』紙は、今季は15試合の出場で2得点・1アシストという数字に止まっている背番号14について、以前からしばしば多くのメディアによって言及されている、バスクのクラブにとっては頼もしい記録を改めて紹介している。
「久保がスコアシートに名を連ねた時のパフォーマンスを端的に示す、非常に具体的なデータがある。それは、彼が得点した試合で、ソシエダは一度も敗れていないという事実だ。通算成績は21勝3分。日本人選手が決めた全てのゴールは、少なくとも勝点1をチームにもたらしている。これは複数のシーズン、そして異なるコンペティションで積み重ねられてきたものであり、決して一過性の出来事ではなく、持続的な傾向として分析することができる」
他にも、全25得点中の10点が決勝点となり、得点試合での平均獲得勝点は「2.75」というデータも同メディアは伝えているが、この「法則」が持続されるなら、久保はソシエダの命運を握るキーマンのひとりとなるだろう。
「私は攻撃的で前向きなサッカーが好きだ。ポゼッションに基づくものではなく、チャンスを生み出すことを重視する」というマタラッツォ監督の好みにも合致するタイプの右ウィンガーが、苦しかった時期を経て、年明けからいかなる働きを見せるかが非常に興味深いところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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