見下すような態度に、心は決まった
驚きを隠しながら話を聞いていた私でしたが、彼の態度にさらなる違和感を抱きました。
「女の子って、プロフィール気にしすぎだよね」「まあ会えばどんな人か分かるから無駄だけどね」そんな言葉が、悪びれる様子もなく飛び出してきたのです。
自分の詐称を棚に上げ、まるで「騙されるほうが悪い」とでも言いたげな姿勢。私は、この人と時間を共有する意味はないと静かに悟りました。怒りというよりも、どこか悲しさに近い感情が胸に広がっていったのです。
そして...
「今日はお会いできてよかったですが、私たちは合わないと思います」。私は穏やかに、しかしはっきりとそう伝えました。彼は一瞬驚いた表情を見せましたが、私はそれ以上何かを言うことはありませんでした。
その後、私は焦らず自分らしく過ごす日々の中で、誠実なパートナーと出会うことができました。あのとき毅然と立ち去った自分を、今では少し誇らしく思えています。
(20代女性・販売員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
