第5位:ウニは全身が「脳」でできた動物だった

ドイツのベルリン自然史博物館(MfN)を中心に行われた研究によって、ウニの体はまるごと一つの「巨大な脳」だという驚きの結果が報告されました。
研究チームが地中海に暮らすヨーロッパムラサキウニを詳しく調べたところ、本来なら頭部に集中するはずの神経や感覚に関わる遺伝子が、ウニの場合は体じゅうの表面で活発に働いていることが分かったのです。
反対に、胴体として働く遺伝子は内臓だけでひっそりと活動していました。
つまりウニの体は、「脳」のような情報処理を行う神経が体全体に広がり、胴体らしいものはほとんどない、という極端な構造をしているのです。
この状態を研究者は「全身脳(all-body brain)」と表現し、脳がないと考えられてきたウニが、実は体全体で脳のような働きをしていることを示唆しています。
またこの結果は「脳といえば頭」という私たちの常識を軽やかに飛び越え、神経系の進化に新しいヒントを与えてくれるかもしれません。
ウニには人間のような脳がないはずなのに、なぜこんな奇妙な仕組みが生まれたのでしょうか?
第4位:子どもの性別は「偶然」じゃなかった──母親ごとの偏りを発見

三人姉妹は8分の1ではありませんでした。
アメリカのハーバード大学で行われた研究により、赤ちゃんの性別は家庭(母親)ごとに一定の傾向(偏り)が存在することが明らかになりました。
研究チームは、約5万8千人の母親とその子供14万6千人以上のデータを分析したところ、3人続けて男の子を産んだ母親は4人目も男の子を産む確率が61%、3人連続女の子だった場合も4人目が女の子になる確率は58%と、いずれも60%前後であり偶然(50%)を大きく超えていました。
これは各家庭(母親)ごとに男児または女児が生まれやすい確率が偏る「重り付きのコイントス」が行われているようなものだと研究者らは述べています。
人間の性別はXY染色体にもとづく単純なものだと思われがちでしたが、その常識が大きく変わり始めています。

