
星野源さん。画像は『Gen』ジャケット(ビクターエンタテインメント)
【画像】え…っ! こちらが“笑顔なし”星野源さんによる昨年度『紅白』のパフォーマンスです
「紅白」に星野源出演、その発表になぜ驚きの声が?
本日12月31日は大晦日。今晩放送される「第76回NHK紅白歌合戦」には多くのアーティストが出演しますが、特別企画として出演する星野源さんにも注目が集まっています。
星野さんの出演は、今回で11回目を数えます。すでに十分な実績を重ねているため、サプライズ感よりも納得感を強く感じる人も多いことでしょう。しかし、他の出演者とはやや異なる意味で、今回の出演に驚く声もありました。
前回の紅白出場では、予想外の展開に見舞われた星野源さん
星野さんは、昨年行われた「第75回NHK紅白歌合戦」にも出場しています。しかし、当初は「地獄でなぜ悪い」を歌唱する予定でしたが変更され、「ばらばら」の弾き語りが行われました。
『地獄でなぜ悪い』は、同題映画の主題歌でしたが、その映画監督に性加害疑惑が持ち上がり、物議を醸します。そして、この影響は当人のみならず、映画の主題歌となった「地獄でなぜ悪い」にも向けられました。
「この曲を紅白歌合戦の舞台で歌唱することが、二次加害にあたる可能性がある」という指摘が持ち上がり、それを重く受け止めた星野さんならびにスタッフ一同が、歌唱楽曲を「ばらばら」に変更すると発表したのが、昨年の顛末です。
星野さんサイドの対応はひたすら真摯で、その決断と行動に賞賛の声が集まります。また、星野さんや「地獄でなぜ悪い」自体には全く問題がなかったため、「変更の必要はない」「行き過ぎた指摘だ」といった意見も飛び交いました。
こうした経緯があったため、次回の──つまり、今回行われる「第75回NHK紅白歌合戦」の出演は断るのではないか、と予想する人がいたのも無理のない話でしょう。その予想は嬉しい驚きで覆される形となりましたが、今回の発表が持つ意味は例年とは違っていた面があるのは確かです。
「創造」の舞台に「ニンテンドーミュージアム」が相応しい理由
「第76回NHK紅白歌合戦」への出演発表について、注目すべき点はほかにもあります。まず、今回歌唱する楽曲「創造」は、2020年のTVCMで初披露されたもの。2025年に発表された曲ではありません。
そして、今年の紅白における「創造」の歌唱は、現地会場ではなく、京都府宇治市にある「ニンテンドーミュージアム」にて行われます(※中継ではなく事前収録のもの)。
今年の紅白の歌唱曲として「創造」が選ばれたのはなぜなのか。どうして「ニンテンドーミュージアム」から発信するのか。今回の発表に驚き、疑問を抱いた人も少なくないでしょう。
「創造」は2025年に作られた曲ではないものの、今年発売されたオリジナルアルバム「Gen」に収録されています。そして「創造」は、このアルバム制作の原点になった曲で、その意味では「Gen」を象徴する楽曲とも言えます。2025年の締めくくりに歌唱する曲として、不足はまったくありません。
また、「創造」と「ニンテンドーミュージアム」は、浅からぬ関係にあります。実は、任天堂の代表作『スーパーマリオブラザーズ』が2020年に35周年を迎え、そのテーマソングとして制作されたのが「創造」なのです。
「ニンテンドーミュージアム」は、任天堂が生み出した娯楽の歴史を知り、体験を通して学べる施設として作られました。『スーパーマリオブラザーズ』も、任天堂が紡いだ歴史のひとつであり、大きく偉大な一歩です。
そうした歴史を伝える「ニンテンドーミュージアム」で、『スーパーマリオブラザーズ』35周年テーマソングを「星野源」が歌う──背景を知れば、この組み合わせには何の疑問も湧かず、むしろ納得感しかありません。
本日の放送では、星野さんの「遊び心」や「ものづくりの喜び」が詰め込まれたスペシャルパフォーマンスが披露されるとのこと。どんなステージとなるか、楽しみにお待ちください。
