2026年1月2・3日に開催される第102回箱根駅伝。前回大会と11月の全日本大学駅伝で上位を占めた〝5強〟を軸に大混戦が予想されているが、勝つのはどの大学か。これまでの戦い、区間エントリーを見ながら、トップ10を予想してみたい。
往路は青学大、駒大、早大がトップを争う展開になるだろう。なかでも青学大が優勢ではないだろうか。エースの黒田朝日(4年)を3年連続の2区に起用すれば、そこで確実にトップ争いに浮上できるからだ。そして抜群のピーキング能力で3区と4区の選手も快走すると予想する。
山は変更がなければ、1年生(松田祐真、石川浩輝)が担うことになる。5区は現在の距離になった2017年以降の9大会で区間二桁順位は2回だけ。反対に区間3位以内が4回(区間5位以内が5回)もある。1年生の起用となっても、ある程度は計算できるのではないだろうか。復路は8区で2年連続の区間賞を獲得している塩出翔太(4年)、10区に10000m27分43秒92の折田壮太(2年)を登録。トップで山を駆け下りることができれば、悠々と逃げ切るだろう。
2位は駒大だ。主力5人を補欠登録しており、主将・山川拓馬(4年)は2区と5区のどちらに入るのか。ただ青学大・黒田が前回2区を1時間5分44秒(区間3位、区間新)で突っ走っていることを考えると、エース区間での真っ向勝負は厳しい。そのため佐藤圭汰(4年)を3区に投入するだろう。スピードスターで青学大を逆転して、王者のリズムを崩すことができるのか。それから6区には前回、区間歴代5位の57分38秒をマークした伊藤蒼唯(4年)を配置。全日本と同じく伊藤でトップを奪えれば、3年ぶりの優勝が見えてくる。
3位は中大だと予想する。前回2区9位の溜池一太(4年)と同3区1位の本間颯(3年)を同じ区間に登録。5区に全日本4区で区間賞を獲得した柴田大地(3年)、10区に100000m27分台の濵口大和(1年)を入れている。前回は吉居駿恭(4年)が1区で飛び出して、5区の途中まで独走した。今回は徹底マークが予想されるため序盤で抜け出すのは難しい。藤原正和駅伝監督は復路での〝逆転劇〟をイメージしているようだが、はたしてそれが実現できるのか。
4位は國學院大だ。2区に主将・上原琉翔(4年)、4区に辻原輝(3年)を登録。そして5区に高石樹、9区に野田顕臣と1年生を抜擢してきた。総合力のあるチームだが、2区で青学大に対抗するのは難しく、5区も読めない部分がある。補欠登録されている青木瑠郁(4年)と野中恒亨(3年)が入る区間でどこまでアドバンテージを奪うことができるのか。
5位は早大ではないだろうか。2区に山口智規(4年)、3区に山口竣平(2年)、5区に工藤慎作(3年)と主力を前回と同じ区間に登録した。スーパールーキー鈴木琉胤も往路での起用が有力だ。1区で大きく出遅れなければ、往路はトップ争いを繰り広げることができるだろう。ただし、7区以降の戦力は不十分。往路Vを果たしても、逃げ切るのは難しいと読む。
6位は創価大だ。順当ならスティーブン・ムチーニ(3年)と山口翔輝(2年)が往路(2区と4区)に入るはず。2~4区は上位でレースを進めることができそうだ。山は5区に野沢悠真(4年)、6区に小池莉希(3年)を登録した。日本選手権5000mで決勝に進出した小池の6区はサプライズともいえる区間配置だが、それだけ自信を持っていると予想する。
7位は帝京大か。全日本2区で区間賞を獲得した楠岡由浩(3年)を2区に登録。上りにも強い選手で、その走りが非常に楽しみだ。6区は前回4位の廣田陸(2年)を投入する可能性が高く、選手層も厚い。復路で順位を上げて、目標の〝5強崩し〟を実現できるのか。
8位予想は城西大だ。「山の神」候補である5区の斎藤将也(4年)で順位を大きく押し上げることができる。前回6区3位の小林竜輝(2年)は補欠登録。2区にヴィクター・キムタイ(4年)、4区に前回9区で区間賞を獲得した桜井優我(4年)を入れているだけに、1区で上位につけることができると面白い。
9位は前回7秒差で涙を流した順大だ。2区に吉岡大翔(3年)、9区に主将・石岡大侑(4年)を登録。大きな貯金をもたらす区間は少ないが、高い総合力を武器に巧みな継走を見せるだろう。
そして、最後のシード権は東洋大だと予想する。今季は全日本大学駅伝の出場を逃して、3年生以下で臨んだ出雲駅伝も9位に終わった。しかし、前回出走メンバーの4年生(網本佳悟、緒方澪那斗、西村真周、岸本遼太郎)が登録されて、戦う準備はできたと読む。1区の松井海斗(2年)で勢いをつけて、〝21年連続シード〟を死守したい。
他のチームも戦力差は小さく、前回同様に〝シード権争い〟は熾烈になるだろう。2026年の正月決戦も最後まで目が離せない。
文●酒井政人
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