『LINEヤフー PRESENTS NOAH “THE NEW YEAR" 2026』日本武道館(2026年1月1日)
GHCジュニアヘビー級選手権試合 ○AMAKUSAvs高橋ヒロム×
ヒロムついに陥落――。AMAKUSAが熱闘の末に約3年越しの雪辱に成功し、執念のGHCジュニア王座奪回を果たした。次期挑戦者には小田嶋大樹が名乗りを上げ、AMAKUSAも即諾して“NOAH愛対決"が決定的となった。
ヒロムはノアジュニア勢を“味わい"ながら、GHCジュニア奪取ばかりかシングルトーナメントの“ノアジュニアGP"をも制覇。その場で盟友と思われていたAMAKUSAを挑戦者に指名し、徹底して怒りを煽ってきた。
火がついたAMAKUSAもNOAHに憧れてプロレスラーを志した禁断の“過去"を告白し、「俺が取り返す」と“我"も忘れて決意。約3年ぶりとなる“トーキョートルネード"な縁もあるといわれる二人の対決が、“最強外敵王者vsノアジュニア最後の砦"の構図で実現した。
AMAKUSAはNOAH愛を示すように、緑色をあしらった新コスチュームで登場。感情をむき出しにして、ゴングと同時に突進すると、チョップ合戦に持ち込む。押し負けそうになったAMAKUSAだったが、余裕を見せるヒロムに背後からスワンダイブ式ミサイルキックを見舞うと、捨て身の天船を敢行して、「AMAKUSA」コールを巻き起こした。しかし、ヒロムは場外戦になると、カウンターのフロントスープレックスで鉄柵に投げつけて逆襲。AMAKUSA、さらにはNOAHファンを煽りながら、逆水平でメッタ打ちにすると、一方的な展開になった。
なんとか大技合戦に持ち込んだAMAKUSAだったが、ヒロムはヒロムちゃんボンバー2連発からTIME BOMBをさく裂。場内は悲鳴にも似た歓声に包まれたが、AMAKUSAはギリギリでキックアウトする。悲壮な決意をあらわにしたAMAKUSAは、捨て身の断崖式アストロシザースホイップで逆襲。猛攻に転じると、必殺の開国を投下するが、今度はヒロムがキックアウト。AMAKUSAは驚きを隠せない。
息を吹き返したヒロムは雪崩式TIME BOMBを敢行。ヒロムの大技ラッシュは止まらず、ヒロムちゃんボンバーやTIME BOMBIIも完璧に決まったものの、AMAKUSAはそのたびに肩を上げる。ならばとヒロムは雪崩式TIMB BOMBIIで心を折りにかかるが、コーナー上で抵抗したAMAKUSAは丸藤正道の必殺技・雪崩式不知火を決めて大逆転。剣舞の必殺技・厳鬼もぶち込むと、最後は新兵器の解放(変型スターダストプレス)で3カウントを奪った。
武道館を揺らす激闘の末にAMAKUSAが執念のGHCジュニア王座奪回。3年越しの雪辱にも成功した形となったAMAKUSAは、万感の表情で金色のベルトを抱きしめると、ヒロムと何事か言葉を交わして見つめ合った。
マイクを握ったAMAKUSAは、去りゆくヒロムに「ヒロム! ありがとう!」と“過去の友人"に感謝するように言葉を投げかけたものの、余韻に浸る間もなく一人の男が現れる。小田嶋だった。
マイクを持った小田嶋は「AMAKUSAさん! 単刀直入に伝えさせてください! そのGHCジュニア、シングルのベルト、挑戦がしたいです! 僕はあなたと同じように、いやそれ以上に、プロレスリング・ノアを愛している自信があります。順番待ちなんてしてるつもりはありません!」と挑戦表明。「AMAKUSAさん! 僕に挑戦者の資格はありますでしょうか?」と投げかけた。
すかさずAMAKUSAも「そのお問いかけ、愚問ではございませんか? 喜んでお受けいたします。いざ尋常に勝負!…いたしましょう」と即諾。ヒロムが価値を上げたGHCジュニアを取り戻したノアジュニア勢。まずは“NOAH愛"あふれる対決でその輝きをさらに増すか。
【AMAKUSAの話】「まずは何より、応援してくれた皆とヒロムに感謝申し上げたい。ヤツがいなければ我はここまで登ってくることはなかったかもしれん。ヒロムだからこそ、これだけ火がついた。いや、つけられたと言った方が正しいか。ノアジュニアはこの先、我がもっと、もっと、もっと! もっと!! おいしくしていく。ヒロム、またいつでも味わいに来い。次期挑戦者のノアジュニアの未来殿。他の者とは違う。やはりいい目をしておる。未来に期待しかありませぬ。いざ尋常に勝負! いたしましょう。あらためて、これまで我を愛してくれたすべての者を背負い、この先の時を歩んでまいりまする。我の名はAMAKUSAだ。他の何者でもない。以後お見知りおきを」
【ヒロムの話】「クソー。あいつの声が聞こえたよ、試合中。十分と『ヒロム、ヒロム、ヒロム』ってな。あの時と同じ答えになっちゃうかもしれないけど、俺の勘違いでした。彼はAMAKUSAでした。認めるよ。今日だけは認める。強かった。強かった、認める。ただな、お前はGHCジュニアヘビー級チャンピオンになったんだ。高橋ヒロムよりか強いチャンピオンなんだ。普段から今日みたいなノアジュニアとしての意地みせてくれよ。それから、でも気にくわねえな。何がありがとうだ。もう俺はNOAHに上がりません、みたいなこと言いやがって。負けたまんまで済むか。俺は上がるぜ、NOAHのリングに。まだまだやりたいことちょっと見つけたというかさ。一番最初に戻ろうか。俺がNOAHの後楽園に行ったときのこと。俺は何もなく、ただただまっすぐNOAHの花道、後楽園の花道を入場したか? 違うだろ。俺の前にはカメラがあっただろ。ということは、どういうことだ? 俺とNOAHの誰かが繋がってるのかもしれないね。NOAHには高橋ヒロムを呼んだ黒幕がいるかもしれないよ。分かんないけどね。とにかく今日はボロ負けだ。AMAKUSA、ずっと今日の気持ちでいろよ。相手のことを全員、高橋ヒロムだと思ってやれ。分かったか? 最高級の負け惜しみでした」
【小田嶋の話】「リング上で伝えさせていただいた通りです。素晴らしかった。感動した。でも、それ以上にやっぱり悔しかった。僕もあなた以上にNOAHを愛している自信があります。だからこそ、そのGHCジュニア、シングルのベルトが欲しいんです。僕が未来じゃなくて、今になってNOAHを引っ張っていきます! そして高橋ヒロムさん、僕はあなたと戦えたおかげで成長することができた。新日本さんが書いてくださった記事、気になっちゃって課金して読ませていただきました。それが自信にもなりました。あなたとの約束、4年後とは言わず、すぐにでも叶えられるように精進してまいります。最後に、AMAKUSAさんから必ずベルトを獲って、僕がNOAHを引っ張っていきます」

