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「今日がラストチャンスだ」佐野海舟がマインツで突きつけられた“最後通告”【独占告白】

「今日がラストチャンスだ」佐野海舟がマインツで突きつけられた“最後通告”【独占告白】


 ブンデスリーガのウインターブレイク中(2025年12月22日から26年1月9日)一時帰国した日本代表MFの佐野海舟(マインツ)にインタビューした。

 マインツでは朝と晩、カイル(愛犬のトイプードル)と街を散歩する以外はすべてサッカーに集中するという。しかし実際は散歩中もサッカーが頭から離れない。

 昨年移籍し全試合に出場、充実したプレーでチーム6位に貢献した。そして25年は日本代表でも存在感を示した。マインツ在籍2年目、佐野は何を思うのか。(取材2025年12月下旬、東京)

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「ポジションの特徴で加速と減速を試合中何度も繰り返さなくてはなりません。マインツではそこを意識したトレーニングを続けてきました。このウインターブレイク中(2025年12月22日から2026年1月9日まで)もクラブのランニングメニューは出されますが、それに加速と減速の間で特に大事なアジリティ(俊敏性)、スピードといった部分をプラスする。帰国してもトレーニングの毎日です。今も走り終わってここに来ました。すみません、お待たせして。

試合直後にスタジアムでできることは全てやる。タンパク質の多い食事をしっかり取って、リカバリーや次の試合への準備やケア、お風呂に浸かってリラックスするとかほんとに特別なものは何もないんです。

プロならやるのは当たり前のことばかり、それを一日一日積み重ねるしかない。もっと上手くなりたい、もっと強くなりたいと思っても結局近道はなくってただ当たり前のことを当たり前に毎日積み重ねるだけ。出場時間や走行距離を評価してもらうのはうれしいですが、自分にとって大事なのって、そういう努力を積み重ねられるかどうかなんだと、今はシンプルにサッカーと向き合っています。サッカーができるのは当たり前じゃない。だから当たり前を当たり前に積み重ねられる選手でいたいです」

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──2シーズン目に入って少しだけ余裕を持てたでしょうか?

「今、チームの状態は良くないですし(25年12月の中断前で最下位)、今季は昨年と違い自分がプレーで引っ張っていくんだという気持ちは強いです。そういうなかで日程的にも試合数が増え、ヨーロッパで厳しいスケジュールをこなして毎試合ハイパフォーマンスを見せる選手たちって改めて凄いなぁ、どうやったらあぁなれるんだ、と思います。余裕はないですけど、ヨーロッパで戦う難しさとか厳しさを2シーズン目で実感しています。去年はもう必死でしたから」

──マインツに加入してすぐに信頼を手にして6位に大貢献したと思っていましたが…

「全然そんなんじゃなかったですね。大体、自分が1年目から使ってもらえるなんて思ってもいませんでした。自分のプレーが出せてないって自分がよく分かりますから。正直、毎試合終わる度に次はサブに回るんだろうな、プレーの内容からいって当然だよなと考える状態でした。ずっと危機感と焦りがありましたね。

 
──でも移籍最初のシーズンで全34試合に出場、うち32試合フル出場。走行距離はトップ、デュエル勝利数でも上位と危機感や焦りより手応えのほうが大きいのでは?

「監督(ボー・ヘンリクセン氏、25年12月に成績不振で交代)はモチベーターで毎日何かしらポジティブな声掛けをしてくれました。ミスを怖がらずに持ち味を出してくれ、とか、自分にとってプラスになるポジティブなアドバイスばかりでした。でもそんな監督からとうとう言われたんです」

──何と?

「いいか、今日がラストチャンスだ、って」

──試合前、監督直々に? 驚いたでしょう?

「それが違ったんです。これがラストチャンスと言われてなぜか吹っ切れた。色々考え過ぎてしまうのが良くないところでもあるんですが、監督に最後だ! と言われてふっと軽くなって…目の前のプレーにものすごく集中できました。ライプツィヒ戦ですね(10月19日に0−2で敗戦)。あの試合が自分の中では大きなきっかけになったと思います」
 
──佐野選手の性格を見抜いていたんでしょうかね。25年はワールドカップのアジア最終予選のラスト2試合(オーストラリア戦、インドネシア戦)で1年4か月ぶりに日本代表に選ばれました。日本代表での昨年8試合(11月18日のボリビア戦は出場なし)は?

「そうですね、何回行っても慣れる気がしません。初日は毎回新人みたいな雰囲気です」
──初めまして新しく入った佐野です、宜しくお願い致します、という感じで?

「ホントそんなフレッシュな感じです。やっぱり代表はレベルが高いですし、みんなが毎回新鮮な気持ちで臨む場所だと思います。生き残らなきゃいけないですから空気も違いますね」

──先ほどマインツのヘンリクセン(前)監督に、これが最後のチャンスだ! と言われてむしろ吹っ切れた。大きなきっかけになったと聞きました。森保監督から何か掛けられた言葉は?

「はい、印象に残る言葉をかけてもらいました」

 危機感と焦り、そして「最後のチャンス」と突き付けられた最後通告。佐野は、サッカーと向き合い続ける道を選んだ。
 
<後編に続く>

取材・文●増島みどり(スポーツライター)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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