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【どうすればプロテニス選手になれる? 第11回】ITFジュニアか一般の大会か│前編<SMASH>

【どうすればプロテニス選手になれる? 第11回】ITFジュニアか一般の大会か│前編<SMASH>

錦織圭などの活躍以降、「テニス選手になりたい!」「子どもをテニス選手にさせたい!」と考えているジュニアや親が多くなりました。しかし、根本的な問題として、どうすればテニス選手になれるのでしょうか? プロになるまでの道筋を詳しく紹介していきます。

 今回からは、ITFジュニアか一般の大会かについて。解説は引き続き、プロとしてツアーを回り、引退後はMTSテニスアリーナ三鷹を運営しながらコーチとして選手を指導している増田健太郎氏です。

◆  ◆  ◆

両方は難しい。自分の意思で決める

 中学を卒業してからの進路が決まったら、そこで努力して実力を上げていきますが、この時期は大会に出場する回数も多くなってきます。高校生になると、このままグランドスラム(GS/四大大会)ジュニアを含むITFジュニア大会に出てジュニアランキングを上げるべきか、一般の大会に出場してプロの試合に慣れて、ATPやWTAのランキングを上げていくべきか、悩むところでしょう。

 増田健太郎氏は、「ちょうどプロへの移行期なので、うまくスケジューリングを作れるのであれば、両方経験していいと思います。ただ、学業もあるので両方の大会に出るのは難しいでしょう。ジュニアの選手にフューチャーズなどのワイルドカードを出そうと声をかけたりしますが、だいたいジュニアの大会が忙しくて出場できないことが多かったです」と、スケジュール的に難しいことを説明してくれました。
  理想的には、GSジュニアの主要大会だけ出場して、それ以外は一般の大会に出場していくスケジュール。それには、17歳ぐらいの時点でGSジュニアに出場できるだけのジュニアランキングが必要になります。つまり、どこかのジュニア大会でブレークしてランキングを上げなくてはなりません。

 多くの選手は2つのうちどちらかを選びます。1つはジュニアの大会は捨ててプロの試合に出場する。台湾のルー・エンスンやワン・イーツーは16、17歳ぐらいからプロの大会を優先して出場していました。

 もう1つはジュニアの大会に出場してランキングを上げて、プロになる時にスポンサー獲得を狙う方法です。内田海智がその好例で、彼はジュニアランキングを3位まで上げて、プロ転向時に富士薬品と契約、IMGアカデミーを拠点にしています。

 どちらを選ぶといいのでしょうか?「どちらでも構いません。成功すれば、それで良かったという結果論でしかありません。自分の経済的な状況と、自分の意思で決めればいいでしょう」と増田氏は言います。自分がどちらを選ぶといいのか、プロの先輩たちに自分の経験を話してもらったので次回紹介します。

~~後編へ続く~~

取材・文●スマッシュ編集部
※スマッシュ2018年4月号から抜粋・再編集

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配信元: THE DIGEST

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