明けましておめでとうございます。2026年が始まりました。皆さん、今年の目標は立てましたか? 目標を設定することは、とても大事です。そのことに気付かされたのは、高校2年で全日本選手権に挑戦した時でした。
予選から出場して勝ち進み、準決勝で負けてベスト4でした。負けた日、疲れもありましたが、そこまで来られて満足してしまっている自分もいたんです。その時にコーチだった小浦(猛志)さんに「これからは近い目標と、遠い目標の2つの目標を持て」と言われました。
全日本での快進撃のように自分の予想以上の事が起きた場合、目標がないと何をしていいのかが、わからなくなってしまいます。当時は予選のワイルドカード(主催者推薦)をもらって出場していたぐらいですから、プロの世界で勝てるイメージはありませんでした。でももし、「プロを目指す」であったり、「プロと互角に戦う」という目標を持っていれば、準決勝に進んだことの捉え方が違っていて、結果も変わっていたかもしれません。
それ以降、しっかりと目標を立てるようになりました。「プロになってから1年以内にグランドスラムに出場する」ことが近い目標。遠い目標は「井上悦子さんが出していた当時の日本人最高ランキングを越えて、50位以内に入る」でした。
漠然とした目標を持っている人は多いと思います。例えば「健康でいたい」「ダイエットしたい」などです。これだけでは、達成するのは難しいものです。期間を決めて、やるべきことを明確にする目標設定が必要です。
期間を決めて、それができなかったら再度考え直すことです。昨年の目標が「グランドスラムに出場する」だったとして、達成できていなかったのなら、今年は何かを変えなくてはいけません。カレンダーの組み方やツアーの回り方、トレーニングの取り組み方を変えたり、コーチを変えるという選択肢もあります。
すぐに達成できるものを目標にはしないため、今までと同じ行動では目標達成はできません。では何をしないといけないのか。そう考えていくと、覚悟が必要になってきます。覚悟ができると、行動が変わっていきます。今年立てた目標を達成できるように、まずは一歩を踏み出してみてください。
文●伊達公子
撮影協力/株式会社SIXINCH.ジャパン
【画像】世界4位にまで上り詰めた伊達公子のキャリアを写真で振り返り!
【画像】「リポビタン Presents 伊達公子×YONEX PROJECT ~Go for the GRAND SLAM~」の第4期生に選出された8選手
【画像】錦織、伊達も!日本人トッププロたちの“懐かしジュニア時代”の秘蔵写真をお届け!

