『ニューイヤーウォーズ2026』後楽園ホール(2026年1月2日)
○潮崎豪vs小藤将太×
新たに入団した潮崎と小藤による一騎打ちが実現。潮崎が豪腕ラリアットで小藤を葬ると、始まったばかりの2026年に向けて「全身全霊」の戦いを誓った。
全日本プロレスの2026年初戦として、大会オープニングでともに全日本入団が発表された潮崎と小藤による初のシングルマッチが行われた。小藤は全日本ジャージを着てリングイン。握手を交わして試合はスタートする。
胸を借りる立場の小藤だが果敢に動き、序盤からしつこく腕ひしぎ十字固めを仕掛けていく。潮崎の反撃を受けても引かず、ドロップキックを放つと、教科書通りのアームドラッグを連発。距離ができると、両者への歓声が飛んだ。小藤はなおもアグレッシブに動き、エルボー連打からお株を奪う逆水平を連発する。
余裕の表情で受け止めた潮崎は、見本を見せるようにマシンガン逆水平でお返し。よろめく小藤にランニング手刀を振り下ろすと、フェースロックでねじ切らんばかりに絞め上げる。小藤がしのいでも、潮崎はペースを渡さずになおも猛攻。ランニング手刀、バックドロップとたたみかけた。小藤はなんとかフォールを返すと、後楽園ホールは「小藤」コールに包まれる。
すると、小藤はドロップキック、ミサイルキックから卍固めに捕獲して反攻。潮崎が豪腕ラリアットを狙ってもかいくぐり、ジャンピングエルボーからフィッシャーマンズスープレックスも繰り出す。そして、ランニングエルボーを連発するが、潮崎は倒れず。逆に左腕ラリアット、フィッシャーマンバスターで攻勢に転じた。コブラツイストに捕獲すると、拷問式に切り換えて絞めに絞める。小藤はフラフラの状態になりながらも、丸め込みを連発して粘りを発揮したものの、潮崎は逆水平で棒立ちに追い込むと、最後は豪腕ラリアットで3カウントを奪った。
入団初日に奮闘した小藤だったが、最後は潮崎が貫禄勝ち。試合後、倒れる小藤に手を貸した潮崎は、その手を掲げて健闘を称えると、2人はガッチリと握手を交わした。
「2026年一発目の試合で、こうやって小藤“先輩"と対決できたことが自分にとってよかったと思いました。本当に2026年いいスタートが切ることができると体感しました」と振り返った潮崎。「1試合目でなにくそっていう気持ちはありますけど、俺にとって、小藤将太にとって、そして全日本プロレスにとって、物凄い意味のある戦いだったと感じてますよ。こうやって1試合目でやれたことで、自分としても忘れかけていたものを取り戻せましたね」と充実感を見せた。
10年3ヵ月ぶりに再入団した理由を問われると「全日本プロレスのリングでHAVOCとして戦うことになって。戦い続けて、全日本プロレスの素晴らしさ、熱さ、強さ、そして未来、そこを感じました」と説明。特に“未来"を強調すると、「俺にとってもう一度じっくりとこのリングに腰を据えて戦いたいと思いましたよ」と語った。
「お帰り」という声援も飛んだこともあり、「出戻りの出戻りのとか、そういうものは気にしないよ。それは初戦の宮原健斗とやった時に、もうそこは。胸にはあるけど、それも含めて潮崎豪だから」と気持ちは前向き。「これから全日本プロレスで、この全身全霊の潮崎豪をよろしくお願いします」と始まったばかりの2026年を見据えた。
【試合後の潮崎】
▼潮崎「全日本プロレス、潮崎豪です。そして、2026年一発目の試合で、こうやって小藤“先輩"と対決できたことが自分にとってよかったと思いました。本当に2026年いいスタートが切ることができると体感しました。まあ、1試合目でなにくそっていう気持ちはありますけど、俺にとって、小藤将太にとって、そして全日本プロレスにとって、物凄い意味のある戦いだったと感じてますよ。こうやって1試合目でやれたことで、自分としても忘れかけていたものを取り戻せましたね」
――再入団を決意した決め手は? どういう思いから全日本にまた所属しようと思った?
▼潮崎「こうやって全日本プロレスのリングでHAVOCとして戦うことになって。戦い続けて、全日本プロレスの素晴らしさ、熱さ、強さ、そして未来、そこを感じましたし。これからずっと続けていくところは、未来というのが絶対にあることだと思うけど、これだけ潮崎豪の胸を躍らせる未来というもので。これから体感したかった。まだまだそんな未来を任せるとか、未来がどうのっていうキャリアでもないし、年でもないと思うけど。すべての部分で明るさ、それはリング上だけじゃなく、未来への明るさもある。そういうものを含めて、俺にとってもう一度じっくりとこのリングに腰を据えて戦いたいと思いましたよ」
――ファンからは「お帰り」という声があったが、どういう風に感じた?
▼潮崎「まあ、お帰りってことは出戻りの…っていうね。温かい言葉だと思いました。俺はでもそこはね、出戻りの出戻りのとか、そういうものは気にしないよ。それは初戦の宮原健斗とやった時に、もうそこは。胸にはあるけど、それも含めて潮崎豪だから。これから全日本プロレスで、この全身全霊の潮崎豪をよろしくお願いします」
【小藤の話】「全日本プロレス入団して一発目。このタイミングで俺よりあとに来た豪と戦えたのはかなり大きなことだと思っていますが、もう去年からずっと俺は負けっぱなしなんで、このままゆっくり列に並ぶつもりはないからな。俺はこのままこの勢いで全日ジュニアのトップまで駆け抜けてやる。ありがとうございました」

