『ニューイヤーウォーズ2026』後楽園ホール(2026年1月2日)
世界タッグ選手権試合 ○タロース&綾部蓮vsオデッセイ&ザイオン×
世界最強タッグ決定リーグ戦覇者の綾部&タロースが、決勝戦に続いてザイオン&オデッセイを連破し、世界タッグ王座を戴冠。試合後、タロースが三冠挑戦を表明すると、王者・宮原健斗に無理矢理に受諾させて、1・25幕張大会でのタイトル戦が決定的となった。
“Titans of Calamity"綾部&タロースは12・10後楽園大会で“HAVOC"ザイオン&オデッセイを降し、最強タッグを初制覇。世界タッグ王座獲りに照準を合わせ、王者・ザイオン&オデッセイとの再戦に臨んだ。
2025年の全日本マットで躍動していたHAVOCにとって、最強タッグ決勝での敗北は大きな屈辱となった。新春から雪辱を狙い、頂上決戦に挑んだが、試合は前回同様にリングを揺るがすスーパーヘビー級同士の肉弾戦となった。
のっけから一進一退の攻防が続いたが、5分経過直前にHAVOCペースに傾く。エプロンに逃れた綾部にザイオンがラリアットを振り抜くと、場外乱闘で主導権。オデッセイもタロースをいたぶった。ザイオンは綾部を担ぎ上げると、そのまま鉄柱に叩きつけ、「HAVOC!」と雄叫びを上げる。リングに戻っても、ヒップトス式ネックブリーカーで追い討ちした。オデッセイとともに荒々しく蹴りつけると、「オレタチハ…HAVOC」の絶叫から2人同時に蹴り飛ばす。オデッセイがボディプレスを、ザイオンはフットスタンプを投下した。
しかし、綾部は連係攻撃を自力で振り払い、窮地を逃れると、あとを受けたタロースが大暴れ。ザイオンに串刺しボディアタックを連発すると、綾部との合体ショルダータックルもさく裂する。ならばとオデッセイが飛び込み、両腕ラリアットを連発して巨人コンビを場外に蹴散らすと、ここでテーブルを投入した。
しかし、Titans of Calamityが逆にテーブルを強奪。そこにオデッセイを寝かせる。ザイオンが急行するも、綾部&タロースはそのザイオンをエプロンから強引にオデッセイめがけて投げつけた。テーブルがへし折れて、オデッセイは戦線離脱。ザイオンは孤立する。ここがチャンスと、巨人コンビはザイオンにダブルチョークスラム、ダブルフロントハイキックを狙う。どちらも回避したザイオンはドロップキックで反攻したものの、綾部はフロントハイキックで鎮圧。今度こそダブルチョークスラムを決めて、ザイオンを沈めた。
綾部&タロースが最強タッグ決勝に続き、ザイオン&オデッセイを連破して世界タッグ王座戴冠。巨人コンビは最強タッグの優勝トロフィーを前に、2本のベルトを高々と掲げてみせた。
綾部はマイクを持つと、「2026年一発目、世界タッグ獲ったぞ! 2026年、初絶望を味わったか?」とアピールする。「綾部蓮自身、全日本プロレスで初めてのベルトだ」と喜びをあらわにすると、「ザイオン&オデッセイからこのベルトを獲れたこと、嬉しく思うよ。ザイオン&オデッセイ、まだまだ戦っていこうぜ!」とHAVOCにメッセージを送った。タロースも日本語で「ドウモアリガトウゴザイマス、ニッポン。アヤベサン、ドウモアリガトウ」と語りつつ、笑顔を見せる。
綾部は「世界タッグのベルトを獲ったけれど、みんなわかっていると思うが、我々Titans of Calamityはここで終わるわけではない。あくまで通過点にしかすぎないんだ」と豪語すると、「いい幕開けができたけど、次はどうしようかな?」とタロースに意見を求める。ここで、タロースの口から飛び出たのがまさかの言葉だった。「サンカンチャンピオンニナリタイデス」と名乗りを上げたのだ。
三冠王者の宮原は、12・31代々木大会で3度目の防衛に成功。次なる防衛戦の舞台を1・25幕張メッセ大会に定めた最高男は、気になる挑戦者について「無差別級だ」と宣言。「ジュニアヘビー級もありだ。1月2日、東京・後楽園ホールで挑戦宣言しろ。俺はそいつとやる」と要求していた。
ジュニアヘビー級の選手が動くかと思いきや、ここまで大会中に誰も挑戦表明せず、スーパーヘビー級のタロースが名乗りを上げた形に。綾部が「タロースのお呼びだぞ。出てきてもらおうか」と宮原を呼び込んだ。
三冠のベルトを腰に巻いて姿を現した宮原だが困惑した表情を見せる。タロースが「コンニチハ、ケントサン」とあいさつすると、宮原はリングインし、「答えはノーだ」と返答。これにはブーイングも飛ぶ。宮原は「俺は階級を問わないと言った。ジュニアヘビー、ヘビー級の挑戦は受けると言ったが、お前はスーパーヘビー級だ。改めて言うぞ。挑戦はノーだ」と徹底拒否の構え。「お前はトゥー・マッチだ」と通告するが、タロースと綾部は2人で宮原を圧迫し、ダブルチョークスラムの構えに。宮原は慌てて「イエス、イエス」と一転して受諾。無理矢理に承諾させたタロースは、「アリガトウ、ケントサン」と感謝する。
咳き込みながらも「俺を誰だと思ってるんだ!?」と吠えた宮原は、「なんだよ、プロレスファン、見たいのか。わかったよ。1月25日、幕張メッセ、答えはイエスだ」と同意し、タロースの三冠挑戦が決定的となった。
「ということで、1・25幕張で王者・宮原健斗対挑戦者・タロース、三冠戦決定でいいだろ? 今の戦いを見ればわかるはずだ。この2026年、全日本プロレスの頂に立つのは我々Titans of Calamityだ」と豪語した綾部。新春初戦で巨人コンビが大きなインパクトを残した。
【試合後の綾部&タロース】
▼綾部「2026年最高の幕開けだ。言っただろ。絶望の幕開けをお見せするってね。世界タッグ奪取。自分にとって全日本プロレスで初のベルトだ。ただ、ここは通過点にすぎない。まだまだ我々Titans of Calamityの快進撃は始まったばかりだからな。タロースの三冠挑戦もほぼ決定だ。ザイオン&オデッセイ、まだまだ戦おうぜ」
▼タロース「俺たちは地球上で最強のタッグチームだ。Titans of Calamityはその場にい続ける」
▼綾部「サンキュー、タロース」
▼タロース「アリガトウ、アヤベサン」

