現地時間12月31日(日本時間1月1日)、ポートランド・トレイルブレイザーズは、オクラホマシティ・サンダー相手に95-124で敗戦。ウエスタン・カンファレンス10位の14勝20敗(勝率41.2%)で2025年の全日程を終えた。
今季のブレイザーズは、1月3日に25歳となるデニ・アブディヤが平均25.3点、7.2リバウンド、6.9アシスト、22歳のシェイドン・シャープが21.8点、4.4リバウンド、2.4アシストでチームを牽引。
ベテラン組の31歳のジェレミー・グラントや35歳のドリュー・ホリデーに加え、25歳のトゥマニ・カマラ、21歳のドノバン・クリンガンも主力の一角を務めていて、着実に成長している。
現在チームはホリデー、スクート・ヘンダーソン、マティス・サイブルらをケガで欠き、11月中旬を最後に負け越しの状況から抜け出せずにいる。ただ、ブレイザーズにとって“勝負の年”と言えるのはデイミアン・リラードが復帰する来季以降だ。
昨季プレーオフでアキレス腱を断裂したリラードは、ミルウォーキー・バックスからウェイブされる形で退団し、3シーズンぶりにブレイザーズへ復帰。
キャリア最初の11シーズンを過ごした古巣ポートランドで暮らす男は、29日に公開された『Amazon Prime』とのインタビューで、近況をこう話していた。
「リハビリは順調に進んでいる。これは時間をかけて治療しないといけないケガのひとつだから、とにかく時間が必要だと思っている。
(復帰してから)最初の数週間、もしくは2、3か月間はプレーが制限されるから、少しフラストレーションを感じるかもしれない。でも辛抱強く、自分へ寛容になって、成長を続けるために必要なことを続けていけば、トンネルの出口に光が見えてくるさ」
7月生まれのリラードは、来季2シーズンぶりにコートへ立つ時には36歳となり、リーグ全体で見ても大ベテランの部類に入る。
昨季はバックスで平均24.9点、4.7リバウンド、7.1アシストを残し、オールスターにも選出。リーグでも指折りのディープスリーの使い手として知られ、3ポイントは成功率37.6%でリーグ7位相当の平均3.4本を沈めるなど、その実力は健在だ。
すでにコート上でシューティングやワークアウトも再開しているため、今季終盤には戦列復帰を果たすことも可能だろう。だがリラードはシーズン全休を選択し、来季に完全復活を遂げるべく、入念に準備していくことを選んだことに後悔はないという。
「とても満足している。あの決断をした時よりも、今の方がずっと良い感じなんだ。少しずつ前へと進み、すべてが元に戻ってきていると実感しているところだ」
そして、自身が復帰後のチームの青写真も語った。
「ここまで来て、自分に最大級の時間を与える決断を下したことに、より自信が持てるようになった。それに、このチームの成長ぶりを見れば、俺がリハビリをやり遂げて正しい方向へ進むことで、次のシーズンには素晴らしいチャンスが巡ってくると確信している」
このまま順調に若手たちが成長し、ブレイザーズはリラードが見据える“理想のシナリオ”へ近づくことができるか。そのためにも、ウエスト10位以内をなんとかキープし、プレーイン・トーナメントには出場したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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