
ディズニーがAI時代に挑む映画「トロン:アレス」が10月10日(金)に日米同時公開される。公開に先駆け、主要キャラクターたちのポスターが一挙解禁。さらに、物語を音楽で彩るナイン・インチ・ネイルズ(NIN)の特別映像も到着した。
■「トロン」シリーズの最新作が公開
1982年に公開された「トロン」は、デジタル世界に送り込まれた天才コンピューター・プログラマーのケヴィン・フリンが、生死をかけたゲームに挑んでいく様子を描く。現実世界からコンピューター・システムの“デジタル世界”へ侵入するという画期的な設定と、世界で初めて長編映画としてCGを本格導入した作品として注目された。
2010年には、続編の「トロン:レガシー」が公開。青白く輝くネオンを基調とした当時最先端の映像体験は多くのファンを魅了。ダフト・パンクが手掛けた楽曲も話題になった。
そして、今作の物語の舞台となるのは、我々人類が暮らす“現実世界”。これまで、キャラクターがデジタル世界で展開されてきた人類とAIの戦いが、ついに身近な世界で描かれる。
現実世界でAIプログラムの実体化が成功し、開発された人型AIアレス(ジャレッド・レト)。彼は圧倒的な力とスピード、優れた知能を持ち、倒れても何度でも再生可能という、まさに最強のAI兵士だった。制御不能となったAIたちが暴走を始め、デジタル世界が現実世界を侵食していく中、現実世界で人間を知ったアレスにも異変が起きる。
なお、「トロン」シリーズ過去作はディズニープラスで配信中。
■ブルーとレッドで差別化されたキャラクターポスター
今回解禁となったのは、この物語に関わる重要人物たちを収めたキャラクターポスター。AIプログラムを29分以上、現実世界で実体化できるという夢のような“永続コード”を発見したイヴ属するエンコム社側のキャラクターは聡明さを感じさせるブルー。一方で、イヴが持つ“永続コード”を狙うディリンジャー社のキャラクターたちは、警告感を漂わせるかのようなレッドが印象的にデザインされている。
対照的な仕上がりとなっているこれらのポスターがうつし出すように、物語の中では、イヴが見つけたこの“永続コード”をめぐり、2社の対立が激化。“デジタル世界”と“現実世界”を行き来しながら、激しいバトルが繰り広げられることになる。
■ナイン・インチ・ネイルズによる疾走感あふれる音楽も
そしてこの度、アレスらの物語を音楽で彩るナイン・インチ・ネイルズ(NIN)の特別映像も解禁された。最新のテクノロジーを駆使して新たな音楽づくりに挑んできたロックミュージシャンである彼ら。メンバーのトレント・レズナーとアッティカス・ロスは、「ソーシャル・ネットワーク」(2010)と「ソウルフル・ワールド」(2020)でアカデミー作曲賞を受賞している。
同作では、彼らの生み出す重厚なデジタル・ビート、ノイズ、荘厳なメロディが、“永続コード”を巡り激しくぶつかり合っていく、2社のスリリングなドラマをさらに盛り立てていく。映像では、そんな彼らの音楽が、ライトサイクルでの疾走感あふれるチェイスシーンやディスクバトルシーンなどの迫力ある映像に、華麗にシンクロしていく様子が見られる。

