片っ端から助っ人補強である。巨人が楽天を退団したスペンサー・ハワード投手を獲得したと発表した。
昨年は9試合に先発して5勝1敗、防御率2.22。開幕直前に離脱し、来日初勝利は5月だったが登板試合の勝率が高く、楽天での外国人新記録となる開幕5連勝を飾った。
そんなハワードが入った巨人は、フォレスト・ウィットリー、ブライアン・マタに続いて今オフ3人の新助っ人投手が加入。野手はボビー・ダルベックを獲り、キャベッジは残留。抑えのマルティネス、バルドナードを含めて支配下の助っ人が総勢7人と、外国人だらけのチームになる。
球団OBが苦笑しながら言う。
「巨人の2026年の盛衰は、外国人に全てかかっています。エースも4番も抑えも総て助っ人が任されることになるでしょう。こんなジャイアンツでいいのか、と。阿部慎之助監督は2軍監督をやっていた時に、誰を育てたのか。誰ひとり育成できないまま1軍監督になってしまい、外国人頼みのチーム編成をしています。坂本勇人、吉川尚輝、戸郷翔征、山崎伊織らは原辰徳監督時代の遺産。他の主力のリチャードや田中瑛斗、甲斐拓也は外部勢です。阿部監督が浅野翔吾、中山礼都、萩尾匡也、門脇誠らを大きく育てられなかった責任は重大です」
育成上手の桑田真澄前2軍監督、駒田徳広前3軍監督が退団してしまった巨人。阿部監督は昨年12月のラジオ番組で、こう言っている。
「育てるっていっても、ジャイアンツの場合は勝たないといけない。育てると言ってたら多分、最下位になる。そこをファンの皆さんも理解していただかないと。勝った方が嬉しいですから。1軍はそういう場所ではないのを理解してもらって、勝つためにこちらは考えている」
完全に育成放棄宣言。あげくの果て、外国人に丸投げとなった2026年の巨人は一体、どうなってしまうのだろうか。
(高橋裕介)

