第102回箱根駅伝は1月3日に復路が行なわれ、青山学院大が5時間19分26秒の大会新記録で優勝。往路、合計ともに大会新となる10時間37分34秒で史上初となる2度目の3連覇を達成した。大会終了後に発表されたMVPと金栗四三杯は同大の黒田朝日(4年)が受賞した。
文句なしのMVPだ。黒田は今大会で山上りの5区で初起用され、1時間07分16秒の圧倒的な区間新記録をマーク。先輩の若林宏樹が昨年樹立した区間記録(1時間09分11秒)を1分55秒も更新する快走で歴史に残る逆転劇を演じ、チームの往路優勝に貢献。チームの3連覇に弾みをつける爆走だった。
青学大を率いる原晋監督から「シン・山の神」と称されるほど、誰もが認めるMVP級の結果を出した黒田は「まだ一度もMVPを取ったことがなくて、どうしても欲しかった賞。今回2つも頂けて嬉しいです」と喜んだ。「僕ひとりだけで取れたものではなく、選手、監督、スタッフ、全員の力で取れた」と語り、苦楽をともにした仲間に感謝した。
3連覇を成し遂げたチームの強さを問われると、「選手一人ひとりが役割を全うしてくれたのが総合優勝に結びついたと思う。逆境のなかでも諦めない気持ちの強さ。個人個人が青学を勝たせる意識を持ってくれた」と主将は誇らし気に語り、唯一無二の青学大スピリットを勝利の要因に挙げた。
取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)
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