
風柱・不死川実弥の見せ場が多く描かれた、アニメ『鬼滅の刃 柱稽古編 DVD/Blu-ray Vol.1』 (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
【画像】「ええっ、怖!」 これが目が真っ黒な「鬼化」不死川玄弥の姿です(4枚)
衝撃の「兄弟ゲンカ」の裏にあったものとは?
2025年は、大ヒットした『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が映画界を席巻しました。3部作の第一章となる同作では、竈門炭治郎、我妻善逸、胡蝶しのぶ、それぞれの因縁の相手との戦いが圧倒的スケールで描かれ、ファンの心を大いに揺さぶりました。今後製作が予定されている「第二章」では、原作マンガの展開どおりにいけば、風柱「不死川実弥」とその弟「不死川玄弥」と、圧倒的な「上弦の鬼」との戦いが描かれるのは確実と見られています。
第二章では、不死川兄弟の複雑な関係性にも注目が集まると予想されます。もともと、不死川兄弟はTVアニメ『鬼滅の刃 柱稽古編』で、兄弟の間にあるわだかまりが描かれていました。
『鬼滅の刃 柱稽古編』の第5話「鬼を喰ってまで」では、恋柱・甘露寺蜜璃の柔軟トレーニングや、蛇柱・伊黒小芭内の太刀筋矯正に続いて、風柱・不死川実弥の打ち込み稽古が描かれました。しかし、風柱の柱稽古シーンのうち、実に半分以上の時間が実弥と玄弥の激しい兄弟ゲンカに費やされていたのです。
実弥は、玄弥が「鬼喰い」をしていたことを耳にし、突然激怒して玄弥の目をつぶそうと襲いかかりました。なぜ実弥は弟の「鬼喰い」にあれほど怒ったのでしょうか?
不死川玄弥がいつから「鬼喰い」を始めたのかは明確ではありませんが、最終選別から約2年の間に、彼の体格は「160cm、56kg」から「180cm、76kg」へと急激に成長しています。
玄弥は鬼を食べることで、一時的に鬼の体質を取り入れ、「怪力」「血鬼術」「復元能力」を使えるようになりました。通常、鬼化した人間は理性を失って人を襲いますが、玄弥は黒い目や牙をむき出しにしても理性を保ち、竈門炭治郎らと協力して「上弦の肆」半天狗と戦うことができたのです。

玄弥の鬼喰いに理解を示した悲鳴嶼行冥が中央に描かれる、『鬼滅の刃』柱稽古編 第1弾キービジュアル (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
鬼喰いを始めた玄弥に「理解」示す柱も
『鬼滅の刃 公式ファンブック』によれば、玄弥が鬼喰いを始めたきっかけは「剣士としての才能がないため精神的に追い詰められて」とあります。彼も実弥のように剣の道を極めて「柱」になりたかったのでしょうが、「呼吸」の才能には恵まれませんでした。
代わりに彼が持っていたのは「並外れた咬合力」と「鬼の血肉を自分の力に変換できる消化器官」という特殊な才能でした。しかし、これは鬼殺隊のなかでも「誇れる才能」ではなく、むしろ「忌み嫌われる行為」だったはずです。
玄弥の鬼喰いに対する悲鳴嶼行冥や蟲柱・胡蝶しのぶの反応は、実弥とは大きく異なっていました。悲鳴嶼は事情を察してなお弟子に取り、体を心配して胡蝶しのぶに取り次いでくれました。しのぶは「会うたび説教」しながらも、彼らは玄弥の気持ちを考慮して、鬼喰いを無理にやめさせることはしませんでした。
一方の実弥は、「俺には弟なんていねェ」と玄弥を完全に拒絶し、鬼喰いを知るとすぐさま攻撃に転じました。彼の行動の背景には、「鬼化した母親に家族を殺され、母を自ら手にかけた」という壮絶な過去があります。だからこそ実弥は人一倍鬼を憎み、竈門禰豆子の処遇を巡る柱合会議でも、禰豆子に対してひときわ厳しく接することと強く主張したのです。
