
『激走戦隊カーレンジャー』でゾンネットを演じた七瀬理香さん。画像は挿入歌「夢見るゾンネット」CDジャケット(日本コロムビア)
【画像】え…っ! 「スタイル抜群」「大胆衣装」 こちらが『スーパー戦隊』魅惑の女幹部の“黒ビキニ”姿です
美しすぎる敵キャラ
長きにわたり愛され続けてきた「スーパー戦隊」シリーズ。正義のヒーローたちの活躍はもちろんですが、敵側にも強烈な印象を残すキャラクターが数多く存在します。なかでも特筆すべきは、美しさと悪のカリスマ性を併せ持つ「悪の女幹部」たちでしょう。
子供たちにとっては恐ろしい敵でありながら、大人の視聴者には別の意味で目を奪われる存在だった彼女たち。今回は、そんな魅惑的な女幹部のなかから、特に記憶に残る3人をご紹介します。
妖術使いの王女『科学戦隊ダイナマン』王女キメラ(演:香野麻里)
1983年放送の『科学戦隊ダイナマン』に登場した王女「キメラ」は、鮮烈なビジュアルで視聴者を驚かせました。「ジャシンカ帝国」の幹部で帝王「アトン」の妹の娘という高貴な身分ながら、前線で戦う戦闘的な王女として描かれています。
黒いハイレグレオタードに赤い外装を組み合わせたコスチュームは、ファンから「刺激が強すぎた」と言われるほどのインパクトがありました。ウサギのような黄色い丸い尻尾を4本持つという設定も印象的です。
演じたのは香野麻里さん。王女らしい気品を兼ね備えた演技で多くの視聴者を魅了しました。特に話題となったのが第29話での水浴びシーンです。裸で水浴びをしているところを「ダイナブラック」こと「星川竜」に服を盗まれ、バスタオル一枚で基地に帰るという展開は、現在ではなかなか見られない大胆な演出でした。
ファンからは「子供心にドキドキした」「1983年の放送でよくあの衣装が許されたな」といった声が今も寄せられています。
感情を知らない冷酷な秘書官『魔進戦隊キラメイジャー』ヨドンナ(演:桃月なしこ)
2020年放送の『魔進戦隊キラメイジャー』第25話から登場した「ヨドンナ」は、「スーパー戦隊」シリーズでは8年ぶりの顔出し女性幹部として大きな注目を集めました。
ヨドン皇帝直属の忠実なる秘書官で、軍服をモチーフとした青いコスチュームが印象的です。一人称は「ボク」で、手にしたムチ「悪漢鞭(あっかんべん)」でヨドン軍の兵士たちを強制的にパワーアップさせる能力を持っています。
人間の「笑い」という行為が理解できず、感情表現に乏しいクールな性格が特徴的でした。しかし怒りの感情だけは持ち合わせており、限界に達すると豹変して口調が荒くなり、相手を激しく罵倒する二面性を見せます。敵を挑発するように舌を出す癖があり、その際にカラスの鳴き声が響く演出も話題となりました。
興味深いのは、その正体がヨドン皇帝の「舌を出した青い略奪の邪面」から生まれた別人格であったということです。最終的には皇帝の心の弱さの象徴として切り捨てられ消滅しますが、あまりの人気ぶりに後にスピンオフ作品「ヨドンナ」シリーズが4作品も制作されました。
演じたのは、コスプレイヤーやモデル、女優として活躍する桃月なしこさん。ファンからは「こんなに美しいのに残酷でカッコいい。ヨドンナ様しか勝たん」「色々フラグ立ってたのに最後まで敵の立場を貫いたのもよかった」といった熱い支持の声が寄せられています。
家出王女の恋心『激走戦隊カーレンジャー』ゾンネット(演:七瀬理香)
1996年放送の『激走戦隊カーレンジャー』で登場したのが、宇宙暴走族「ボーゾック」の女性幹部「ゾンネット」です。
黒を基調としたハイレグレオタードという大胆なコスチュームは、当時の視聴者に強いインパクトを与えました。第24話では黒のビキニ姿も披露し、煽情的な口調とともに「悪の女幹部」という存在感を醸し出していました。
演じたのは七瀬理香さん。可愛らしさの中に悪女らしさを秘めた絶妙な演技で、ワガママな家出不良少女を魅力的に表現しました。実は彼女の正体は、ファンベル星の第一王女という設定も印象的です。
さらに視聴者を魅了したのが、「レッドレーサー」こと「陣内恭介」とのラブコメ描写でした。敵同士でありながら互いに惹かれ合うという展開は、大きな反響を呼びました。恭介に一目惚れし、時には協力することもあるゾンネットの姿は、単純な悪役とは異なる魅力を放っていました。
ファンからはいまでも「スタイルは抜群、悪女っぽくて可愛らしさもある美人」「レッドレーサーとのラブコメは超カワイイ」といった声が寄せられています。
これら3人の女幹部に共通するのは、単なる悪役にとどまらない多面性と魅力です。高貴な身分、冷酷な性格、恋心といった人間味あふれる要素が、視聴者の心を掴んで離しませんでした。時代とともに表現方法は変化しても、「悪の女幹部」が持つ独特の魅力は、今なお「スーパー戦隊」シリーズの重要な要素として語り継がれています。
