モビリティリゾートもてぎで開幕したMotoGP第17戦日本GP。唯一フル参戦する日本人ライダーである小椋藍(トラックハウス)は、怪我はさほど走りに影響していないと語った。
小椋は第16戦サンマリノGPで転倒した際に、右手を負傷。まだヒビが入っている状態であり、実際にマシン乗って身体の状態を確かめたいと木曜時点では語っていた。26日にセッションがスタートすると、FP1ではトップから0.874秒差の18番手、午後のプラクティスでは0.591秒差の14番手タイムで走行を終えた。
「FP1は(負傷した手は)割と良かったですね。怪我は煩わしくはありますが、乗れはしました」
「(午後のプラクティスでは)朝のほうが状態は良かったと思います。ただ煩わしいというところはありますけど、走れます。痛いことは痛いですけどね」
なお小椋は初日時点では、4段階ある痛み止めのうち、2段階目のモノを服用して走行。予選Q2直接進出にはあと少し(10番手タイムとは0.050秒差)届かなかったことを小椋は悔しがっていたが、ひとまず満足していると語った。
「タイム的に何かを目指してスタートしたわけではなかったですが、そんなに悪くなかったと思っています」
「バイクは上手く機能してくれていました。そっちについては何も言う事は無いですし、良かったです」
「Q2直接進出を、”あとちょっと”で逃してしまったことは残念です。でも午後のセッションの進み方はかなり良かったと思っています。予選前のセッション(FP2)でもどうなるかですね」
「痛みについては、長い距離を走っていないので、レースはやってみないと分からないと思います」

