12歳の時に竜巻に巻き込まれ、両目の視力と引き換えに「未来を見通す力」を得たというのが、ブルガリアが生んだ伝説の盲目予言者ババ・ヴァンガだ。彼女は1996年にこの世を去るまで、ダイアナ妃の死やアメリカ9.11テロとオバマ大統領誕生、さらには新型コロナウイルスの流行などの様々な予言を残し、その的中率は驚異の85%と言われている。
実は昨年末から、ヴァンガの「2026年大予言」が欧米のメディアで取り上げられているのだが、その内容は「巨大宇宙船の到来と異星人の接触」「第三次世界大戦の足音」「地球の陸地8%消失で壊滅的な自然災害の連鎖」「AIが人類を支配して経済崩壊」と、負の要素のオンパレードだ。オカルト情報に詳しいジャーナリストが解説する。
「ヴァンガは予言を文書として残しておらず、伝わっているものは全てが姪や信奉者たちの記録に基づいた口伝です。そのため、曖昧な表現が現代の情勢と結び付いている可能性は否定できません。ただ、彼女の予言があまりに的中することから、ブルガリアの社会主義体制下では国家機密として扱われたことは事実。世界情勢が混迷を極める中、指針を求める人々がより彼女の言葉に惹きつけられているようです」
さて、暗雲垂れ込める「未来図」の中で彼女が遺した「希望」が近い将来、実現するとされる。有人金星探査の成功と新エネルギーの獲得だ。予言によれば、2028年に人類は金星へと降り立ち、そこで未知のエネルギー源を発見するというのだが、常識で考えてみても、現状の宇宙開発技術において、あと2年足らずで有人金星探査の実現はどうにも不可能だと思えるのだが…。
「ヴァンガは2026年にAIが産業を支配し、医療革命が起きると予言しています。つまり、地球上の資源が紛争や災害で枯渇する今年こそ、人類が本気で宇宙へと目を向ける年になり、劇的な技術革新が起こるのではないか、と。その結果として、金星到達を可能にする超高性能エンジンや、未知の耐熱素材を生み出すというんです」(前出・ジャーナリスト)
金星は厚い二酸化炭素の雲に覆われ、硫酸の雨が降る過酷な環境にある。そして表面の温度は、昼も夜も460度に達する灼熱地獄。だが、確かに科学者は近年、金星の上空には地球に近い環境があり、膨大な太陽エネルギーを吸収できる可能性を指摘している。ただ、人類がどうやって金星に到達するのか、だ。先のジャーナリストが指摘する。
「それがヴァンガの予言にある『2026年11月の宇宙船到来』なんです。予言通りなら異星文明との接触が実現し、彼らから提供されるオーバーテクノロジー(超古代・超未来技術)により、2028年の金星探査が実現するのだと。自力では不可能な金星到達を、宇宙からの友人が手助けする。ヴァンガはそれを見越して、2028年という具体的な数字を挙げたのではないかとされています」
「ブルガリアのノストラダムス」が見た「金星エネルギー革命」の全貌とは…。信じるか信じないかは、あなた次第だ。
(ジョン・ドゥ)

