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【新日本】ファンタズモがブルックス返り討ちでTV王座死守 棚橋引退のドーム興行幕開け

【新日本】ファンタズモがブルックス返り討ちでTV王座死守 棚橋引退のドーム興行幕開け

『WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退』東京ドーム(2026年1月4日)
NJPW WORLD認定TV選手権試合 ○エル・ファンタズモvsクリス・ブルックス×

 ファンタズモがTV王座を死守。自身と同じくイギリスで活躍するブルックスをスーパーサンダーキス'86で返り討ちにし、棚橋弘至が引退する東京ドーム興行が幕開けした。

 昨年4月にTV王座を獲得したファンタズモは順調に防衛を重ねて、昨年の12・22後楽園大会ではベテランの田口隆祐を降し、V5を果たした。試合後、DDTで活躍し、KO-D無差別級王座も戴冠経験のあるブルックスがファンタズモを襲撃して名乗り。イギリスを拠点とする旧知の2人が新春のドーム大会でタイトルマッチを行うことになった。

 ブルックスが場外戦で先手。エプロンを使ってのネックスクリューで大ダメージを与えると、新日本のドーム大会でも関係ないとばかりにゴムパッチン攻撃を叩き込む。打撃戦もブルックスペースで進んだが、ホームで負けてなるものかと、ファンタズモは空中殺法で反撃ののろし。次々に連続してダイブすると、棚橋弘至に捧ぐべくエアギターをかき鳴らした。ブルックスがオクトパスストレッチを仕掛けても、ファンタズモは強引に担ぎ上げて、スピニングバックブリーカーで叩きつける。

 一気にコーナーに上がるが、気づいたブルックスが雪崩式ダブルアームスープレックスを敢行。串刺しドロップキックで顔面を射抜く。負けじとファンタズモもコーナーに上がったファンタズモを雪崩式フランケンで叩きつけ、棚橋ばりのハイフライフローへ。しかし、ブルックスはヒザを立てて迎撃した。プレイングマンティスボムは不発に終わり、サドンデスに被弾したものの、ブルックスは強烈なラリアットを振り抜いて鎮圧。再びプレイングマンティスボムを仕掛けて、今度は完璧に決まった。

 しかし、ファンタズモは意地のキックアウト。逆さ押さえ込みで不意を突くと、しつこく仕掛けて、執念でCRIIを繰り出す。今度はブルックスがフォールを返したものの、ファンタズモはスーパーサンダーキス'86を連発して3カウントを奪った。

 イギリスという共通項のある2人の戦いはファンタズモに軍配。ブルックスを返り討ちにして、昨年のワールドタッグリーグでパートナーになった棚橋の引退興行で勝利を飾った。「去年、俺はガンになった。それが発見されたのは9ヵ月前に同じ症状を経験した男がいたから。クリスが病気を見つけ、それを治すという経験を先にしていたからこそ、俺は病気を発見し、治すことができた。それに関してはクリスに永遠に感謝しないといけない」と話したファンタズモは「俺とクリスは永遠のボーンヘッド、そして仲間。クリス、アイ・ラブ・ユー。2026年はもっと新日本のリングでお前が見られること願ってるし、俺もDDTに行きたいと思っている」との意向を示していた。

【ファンタズモの話】「通常の『WRESTLE KINGDOM』より出番がちょっとだけ早かったけど、この『WRESTLE KINGDOM 20』はエースの、俺にとってのエースでもある、あの男の最後のショーになるから仕方がないな。彼こそが俺の唯一のタッグパートナーであり、彼に裏切られ、そして彼は俺を見捨てた。そんなエースだが、“ELP"と“ACE"、二人に乾杯。試合のことをちょっと話したい。自分はずっとこのタイトルを、TV王座を獲得してから日本のプロモーションにいるプロレスラーたちみんなに『挑戦してこい』と言っていた。そしてその中で最後に自分が闘ってみたいと思っていたのがクリス・ブルックスだ。彼は2017年からの知人。自分が6週間、イングランドに渡って、そして自費で遠征を続けて、レボプロ、OTTなど、あらゆる団体でプロレスの試合をしていた時に、数少ない自分を助けてくれた男、それがクリス・ブルックスだった。イギリスでは自分に手を差し伸べてくれる人なんかなかなかいなかったけれども、彼とはたくさんのことをした。そして彼は自分を助けてくれたし、楽しいこともして、そして試合ではクリス、獣神サンダー・ライガーと400人の人の前でプロレスをするという機会にも恵まれたが、2026年になり、ついに俺たちは5万人の前で試合をする。とてもいい試合ができて、そして勝ったことに関してはとても良かったと思っている。で、昨日、俺はコーラクエンホールでDDTのファンのみんなにブーイングされた。凄くいいなと思ったんだよね。新日本にクリスが来た時も同じようにブーイングされて、それを踏まえて2026年っていうのは日本のプロレス界にとって、とてもクレイジーなものになるだろうと予想している。新日本プロレス1発目の大会で、その一つの狂乱の部分を見せられたと思っている。ここからはちょっと個人的な話になるが、去年、自分はがんになった(※正確には一昨年)。それが発見されたのは、何よりも9カ月前に同じ症状を経験した男がいたから。『自分たちも30を過ぎたし、たまには検診をしないといけないよな』なんて言ってたから。そこでクリスが病気を見つけ、その病気を治すという経験を先にしていてくれたからこそ、俺はこの病気を発見し、治すことができた。俺自身はそこまで気にするタイプじゃないから、それに関してはクリスに永遠に感謝しなきゃいけないと思っている。俺とクリスは永遠のボーンヘッド、そして仲間。クリス、I love you! 2026年にはもっと新日本プロレスのリングの上でお前が見られることを願っているし、俺もDDTに行きたいと思っている。そしてヒロシ・タナハシ、生ける史上最高、最強の男。キミに乾杯。新年、このベルトを見てくれ。段ボールみたいだろう? もう少しお金をかけて、この段ボールみたいな汚いベルトを綺麗にしてよ。それをしたら、ドンドンいい試合をしていこうぜ。では、皆さん、残りの試合を楽しんで」

【クリスの話】「(※全て日本語で)負けました。凄く悔しいけど、本当に僕の人生は『いつかドーム出る』のイメージはなくなった。ファンタズモと一緒、凄い昔の…まぁカナダ人だけど、イギリスでやった。一緒にドームの第0が凄い嬉しいです。幸せ。多分、それはずっと今から最後まで私の人生忘れないね。だから、まぁ負けたけど、またいつかこの新日本のリング、誰でも闘いに。そして棚橋さん、引退、お疲れ様でした。まぁ、まだだけど、もうすぐ。本当に今日のチャンスありがとうございました。それで以上です」

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