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【新日本】MVP・上谷が新春ドームで躍動も…IWGP女子王者・朱里がSTRONG女子獲得で2冠王に

【新日本】MVP・上谷が新春ドームで躍動も…IWGP女子王者・朱里がSTRONG女子獲得で2冠王に

『WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退』東京ドーム(2026年1月4日)
WGP女子&STRONG女子ダブル選手権試合 ○朱里vs上谷沙弥×

 2025年のプロレス大賞MVP・上谷を破り、朱里がSTRONG女子王座を獲得。IWGP女子王座と合わせて2冠王となった。

 スターダムマットでワールド王座&STRONG女子王座の2冠に君臨し、昨年のプロレス大賞でMVPを受賞した上谷の新日本・ドーム大会出場が決まると、IWGP女子王者の朱里が挑戦に名乗り。超満員札止めとなった新春の東京ドーム大会でSTRONG女子とIWGP女子を懸けたダブルタイトルマッチが行われることになった。

 上谷は朱里にシングル未勝利で、大舞台でまたとないチャンスが訪れた。3冠獲りのチャンスを手にした上谷は、前日会見で「勝ったらスターダムと新日本のダブル所属になりたい」と野望を告白。朱里も「2冠チャンピオンになってリングの真ん中に立ちます」と覚悟を示していた。

 得意の蹴りを的確に叩き込んで先手を取った朱里だったが、上谷は村山レフェリーを盾にして追撃を阻止。セコンドについたH.A.T.E.の面々が朱里の足をすくって場外に引きずり落とすと、上谷はスワンダイブ式プランチャを敢行した。

 上谷はエルボー合戦を仕掛けると、ニールキックもクリーンヒット。飛びヒザ蹴りを食らっても引かず、雪崩式フランケンから猛攻に出る。だが、朱里も雪崩式アームホイップからチキンウィングアームロックと捉えると、朱雀(変型羽根折り固め)で絞めに絞めた。上谷の足がなんとかロープに届くと、東京ドームがどよめく。

 上谷はスピンキックでからスタークラッシャーの構え。踏ん張った朱里がジャーマンを仕掛けても1回転して不時着し、スクールボーイから流れるようにブルーサンダーを繰り出す。そして、今度こそスタークラッシャーで突き刺した。朱里がギリギリでキックアウトすると、上谷は旋回式スタークラッシャーでダメ押しを狙う。

 間一髪で着地した朱里は、再び腕に絡みつく。振り払われてもヒザ蹴りをねじ込むと、流炎(変型エメラルドフロウジョン)を繰り出し、さらに朱世界(肩車からの流炎)へ。粘る上谷はリバースフランケンで切り返し、こん身のフロントハイキックをぶち込んだものの、朱里はカウンターのハイキックをドンピシャリ。上谷がカウンターでフランケンシュタイナーを決めても肩を上げると、投げ捨てジャーマンからハイキック、バズソーキック2連発と蹴りまくる。そして、朱世界でダメ押しし、3カウントを奪った。

 朱里がMVPの上谷を叩き潰し、IWGP女子王座初防衛を果たすとともに、STRONG女子王座を奪取。札止めの東京ドームという大舞台で女子2冠王に輝いた。

 試合後、シングル初勝利を逃して髪の毛を掴んで悔しさをあらわにする上谷を振り払った朱里は、感極まった表情で2本のベルトを掲げる。そして、笑顔で歓声に応えた。「プロレスのことを何もわからず、見たことがなくって。そこからプロレスと出会い、いろんなことがあったけど、ここまで続けてきて、ここ東京ドームという舞台で2冠になることができて、本当に続けてこれて、プロレスが大好きになってホントにホントによかった」と喜びをかみしめた朱里は「まだまだこれからです。IWGPと言ったら朱里って存在になれるように。STRONG女子、強さをもっともっと求めて、進化して2冠チャンピオンとして2026年どんどん突き進んでいきます」と誓ってみせた。

 一方、STRONG女子王座を失った上谷は「東京ドームという夢の舞台で負けた…」と悔しさを隠せず。それでも「紫のベルトはMVPの踏み台のためのベルトだったし、IWGPも向こうから寄ってきたから、あのクソみたいなベルトを救ってやろうとしただけだし、こっちは全然何ともねえんだよ」とキッパリ。「沙弥様の今日の敗因、負けた理由。それは沙弥様は働きすぎってことだ。明日から有給休暇もらうわ」と勝手に宣言した。スターダム2・7大阪大会ではスターライト・キッドとのワールド・オブ・スターダム王座防衛戦を控え、「子猫ちゃんなら余裕だよね。毛づくろいでもして待っときな」と王者の貫録たっぷりに言い放っていた。

【試合後の朱里】

▼朱里「上谷沙弥に勝って、IWGP、STRONG、二冠チャンピオンになりました! すごくうれしいです。東京ドームという舞台で超満員のお客さんの前で、こうやって二冠チャンピオンとして勝利を挙げることができたこと、本当に本当にうれしいし、女子の試合を初めて見た人が『女子って面白えな』とか、そういうのを思って、どんどん興味を持ってもらえたら、すごくうれしいです。また、私はプロレスラーになって18年目に入りました。当時はプロレスのことを何もわからず、見たことがなくって、そこからプロレスと出会い、いろんなことがあったけど、ここまで続けてきて、ここ東京ドームという舞台で二冠になることができて、本当に続けてこれて、プロレスが大好きになって、ホントにホントによかったなって心から思うし、昔から応援してくれてる皆さんに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。でも、まだまだこれからです。IWGPって言ったら朱里っていう存在になれるように。STRONG女子、強さをもっともっと求めて、進化して、二冠チャンピオンとして2026年、どんどん突き進んでいきます。ありがとうございました」

──プロレスに限らず、これまで大舞台はたくさん経験してきたと思いますが、新日本プロレスの東京ドーム大会、しかもIWGP女子のチャンピオンとしてリングに向かう時って、どういう気持ちでしたか?

▼朱里「昨日とかは『楽しみだな』ってすごく思ってたんですけど、今日この日を迎えた時に、どんどんプレッシャーというか、絶対に……『勝ってやる』っていう気持ちはあったんですけど、どこか不安な気持ちも、やっぱりなきにしもあらずで。でも、お客さんの前に出たら『やってやるぞ』っていう気持ちで花道を歩いていました」

──これから二冠チャンピオンとして、どういうロードを考えていますか?

▼朱里「私は海外でも日本でも強い人とやりたいし、スターダムの中でもやりたいんですけど、外のプロレスラーともやっていきたい。そして海外の強い選手ともどんどんやって、歴史をどんどん刻んでいきたいです」

──去年のスターダムはH.A.T.E.一色でしたが、今日の勝利でそれが逆転できる感じがしますか?

▼朱里「そうですね。絶対に逆転させていきます! 私たちがスターダムをH.A.T.E.一色ではなくスターダムとして、どんどん今年は突き進んでいきます。ありがとうございました」

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