『WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退』東京ドーム(2026年1月4日)
スペシャル10人タッグマッチ ○ジェイク・リー&グレート-O-カーン&カラム・ニューマン&HENARE&アンドラデ・エル・イドロvs鷹木信悟&デビッド・フィンレー&ゲイブ・キッド&ドリラ・モロニー&高橋ヒロム×
長期欠場していたジェイク・リーが1年4ヵ月ぶりサプライズ復帰。UNITED EMPIREに電撃加入すると、ヒロムをFBSで一蹴した。ジェイクが加わった結果、UNITED EMPIREは大幅に戦力を増強させた。
昨年末にぼっ発したUNITED EMPIREと無所属&BC WAR DOGS連合軍の抗争は収まるどころか、激化する一方。新春ドーム大会で5対5の全面対抗戦が行われることになった。2026年に合わせて、帝国軍は体制の立て直しを図り、右ヒザの負傷で欠場していたHENAREの復活が決まると、L・I・Jの創設メンバーである元ラ・ソンブラことアンドラデの加入も決定した。さらに、Xの投入も宣言。その正体に注目が集まっていたが、姿を現したのは、ジェイクだった。
全日本プロレスやNOAHで活躍したジェイクは、2024年4月に新日本に参戦。BC WAR DOGSのメンバーとして、ゲイブとタッグを組み、9月には新日本入団を果たしたが、直後に右ヒザを負傷して、長期欠場を強いられていた。
しばらく鳴りを潜めていたが、新春ドームの大舞台で突然の登場。試合はいきなり大乱闘から幕開けすると、アンドラデはあいさつ代わりにトルニージョなど空中殺法を連発する。約1年ぶりに復帰したHENAREが鷹木&モロニーと真っ向勝負を展開。ニューマンが因縁を引きずるフィンレーと喧嘩腰のファイトを繰り広げると、ようやくジェイクがリングインした。
黒を基調に白と緑をあしらったロングタイツ姿のジェイクは、落ち着いた動きでフィンレーに攻勢。しかし、右ヒザを攻められると、苦もんの表情を見せる。ここぞとばかりにヒロムとフィンレーが互いの体をジェイクに投げつけ合って逆襲。負けじとジェイクはヒロムの土手っ腹にキチンシンクを叩き込むと、元盟友のゲイブが怒りを爆発させて飛びかかり、これを合図に両軍入り乱れての大混戦に。
大技が次々と連鎖。フィンレーはヒロムをパワーボムで場外の帝国軍に投げつける荒技を見せると、負けじとヒロムも雪崩式ブレーンバスターでフィンレーを帝国軍めがけて叩きつける。興奮状態のヒロムがリングサイドを走り回るが、ここでジェイクがフロントハイキックをズバリ。リングに戻すと、FBSで顔面を射抜き、3カウントをもぎ取った。
勝利したジェイクは無表情で胸板やシューズを手で払うと、他のメンバーとともにリングを占拠する。さらに、欠場中のフランシスコ・アキラも姿を現し、全日本マットでつながりがあるジェイクと握手。ジェイコブ・オースティン・ヤングを加えた7人で勝ち誇った。バックステージで「地獄のバカンスから帰ってきましたジェイク・リーです」と口を開いたジェイクだが、UNITED EMPIRE入りした理由を問われると、「シー」と人差し指を口に当てて煙に巻いていた。
【試合後のオーカーン&ニューマン&HENARE&アンドラデ&ジェイク】
▼アンドラデ「(※日本語で)OK、アリガトゴザイマス(※と言って、ジェイクにマイクを渡す)」
▼ジェイク「地獄のバカンスから帰ってきましたジェイク・リーです」
▼オーカーン「(※ジェイクにマイクを渡されると)いらん」
▼アンドラデ「(※再びマイクが回ってきたので今度は英語で)皆さん、こんにちは。UNITED EMPIREもありがとう。日本で最高のチームに入ることができた。彼らこそが日本最強。だから自分は加入を決めた。もうBULLET CLUBもどこもあったもんじゃない。今はUNITED EMPIREの時代が来たんだ。だから俺はここにいる」
▼HENARE「(※マオリ語で喋ってから、通訳に向かって日本語で)マオリゴ、オネガイシマス!」
▼ニューマン「(※通訳が訳せず困っている姿を見て)えっ、なんか新日本がちゃんと仕事しないのは珍しいな。俺が今、話してやるよ。俺は全てを投げ打って2025年を闘い抜いてきた。そして今、ここにいる。俺たちこそが日本で、いや日本だけではない。世界で最強のレスラーたちの集まりだ。2026年はUNITED EMPIREの年にする。やってやるよ。お前たち、帰るぞ!」
──ジェイク選手、なぜUNITED EMPIREに入ったんですか?
▼ジェイク「(※口に指を当てて)シー」
【試合後の鷹木&ヒロム】
▼ヒロム「(※右頬を押さえながら)すいません…」
▼鷹木「いやいやいや」
▼ヒロム「すいません。あんなくだらないのに……」
▼鷹木「いやいやいや、大丈夫か?」
▼ヒロム「くだらねぇなぁ、オイ……」
▼鷹木「大丈夫か?」
▼ヒロム「一番悔しいな。こんなんで負けるのが一番悔しいっすわ」
▼鷹木「いやぁ、不快だね! 試合前に超満員の東京ドームの観客を見て、俺とヒロムは感激したよ。入場時も最高だね。夢に見た舞台についに来たなって。だけど試合後は、憤り半端ねぇよ、コノヤロー! な〜にがジェイク・リーだ、コノヤロー! アァン!? なんのサプライズにもなってねぇじゃねぇか、コノヤロー! 全然姿見えねぇからオイ、北海道の北見に帰ったかと思ったよ。で、あいつ、元々WAR DOGSじゃなかったの? な〜にがやりたいんだよ。エェ!? 塩と書いて“塩パイア"に行ったところで、ジェイク・リー、何ができるんだ? さらにしょっぱくなりたいのか、コラ! オイ、ヒロムちゃん!」
▼ヒロム「はい……」
▼鷹木「やられたまんま黙ってられないからね」
▼ヒロム「当たり前じゃないですか」
▼鷹木「こんな超満員の4万5000人だか、5万5000人だか、6万5000人だか知らないけど恥かいたんだ。やり返してやろうじゃねぇか、俺たち。WAR DOGSと無所属の、なぁ、混合チームでやってやるよ」
▼ヒロム「ハァ……いやぁ高橋ヒロム、東京ドーム史上、最低の試合でしたね。こんなのあるのか。しかも超満員の棚橋弘至最後の日ですよ。やっちゃったなぁ、オイ。悔しいとか通り越して悲しいっすよ。ちょっとヤツら叩き潰さないと気が済まないっすね。ハァ……ハァ……」
▼鷹木「やってやろうぜ、なぁ。この後、陽太もタイトルマッチがあるし、なぁ。まだ2026年も始まったばかりだ。いくらでもひっくり返してやるからな。ちょうどいいんじゃないの、このマイナスのスタートで。こっから俺たちは上がっていくだけだから」
▼ヒロム「元日もマイナス。そして東京ドームもマイナス。こっから上がってくしかないですね。今日ほど悔しい日はねぇぞ。まぁ誰かの最後の日は誰かの覚悟が決まる日だとも思ってるんで、2026年、ヒロムちゃんの覚悟を感じてください」
▼鷹木「ウシ!」
▼ヒロム「ああ、やっちまった……」
▼鷹木「棚橋弘至が引退すんだよ! 俺たちがやらなきゃダメだろう!」
▼ヒロム「チクショー……アァ……」
※フィンレー、ゲイブ、モロニーはノーコメント

