チームが厳しい状況に陥ったなかで、期待の下級生がエース区間で躍動した。
1月2日に開催した第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)往路で駒澤大の桑田駿介(2年)がエース区間の2区に出場。1区の小山翔也(3年)から5番手で襷を受けると、各校の強者と互角以上にわたりあい、日本人では3番目となる1時間06分19秒の好タイムで区間8位と健闘した。
倉敷高時代に10000メートルや10キロで28分台をマークした桑田は、駒澤大の入学直後から駅伝メンバーに抜てきされる。昨年の箱根駅伝では主要区間の4区に起用され、1時間01分24秒で区間4位。上々の箱根デビュー戦だった。
豊富で質の高い練習量を積める強さを備えている一方、安定感に課題を抱え、駅伝やトラックレースで実力を発揮できないこともあった。
迎えた今回の箱根駅伝では、2区候補だった佐藤圭汰(4年、10区)や谷中晴(2年、7区)の故障もあり、桑田に出番が回ってきた。初の“花の2区”で堂々たる走りに、藤田敦史監督は「よく頑張ったと思います。もう少し行ける要素は残しながらでした。及第点は十分あげられます」と高く評価した。
自身も手ごたえを感じたようで、桑田に今回の出来の点数を尋ねると「90点ぐらいです」と回答。好走できた要因を、こう分析した。
「周りの選手を気にせず、自分のペースだけに集中して走れたというのが一番大きかったと思います。一定のペースというより、ある程度の要所で『ここまでは、このペースで行こう』『ここの間は、このペースで行こう』というのを藤田さんから『これだったら行けるんじゃないか』と言われて。自分もそのペースなら行けるイメージができたので、それで行ってみたら、後半少し伸びて想定より速くなりました」
またレース中の藤田監督からの「強いぞ!」という声掛けや、沿道にいた大八木弘明総監督からの声援も力になったと感謝した。
2年生にして“花の2区”で本領を発揮した桑田だが、気の緩みは見られない。「自信にはなったレースですけど、(箱根で)2本決めたから安定感が出たとは言えないです。3月にはハーフマラソンを走る予定なので、しっかりと決め切って、本当に安定感のある、どこでもいつでも任せられるような選手になっていきたいです」と意気込んだ。
駒澤大をけん引してきた山川拓馬(4年)や佐藤らは卒業する。桑田は新エースになれるのか。今後に期待をせずにはいられない。
取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)
【画像】広瀬すず、今田美桜、鈴木愛理…スポーツの現場を華やかに彩る美人女優&タレントたちを大特集!
【画像】日本陸上界が誇る “最強美人ハードラー”田中佑美の華麗なる厳選フォトを一挙お届け!
【画像】キュートな笑顔とパワフルな走りで観衆を魅了! 日本陸上界が誇る“美女ランナー”山本有真の厳選フォトを一挙紹介!

