・頼むから外れて
デンタルフロスの糸をレンズとカバーのスキマに滑り込ませて、ノコギリのようにジグザグゆっくりと……と思ったが、全然引っかからない。
スキマがマジのマジで全然ないのだ。カバーが有能過ぎ。信頼していた味方が急に敵になったみたいな圧倒的絶望を味わっている。泣きそうである。
こうなったら強行突破するしかねぇぇ! 鍵で行けェェエエエエ!
全然取れねェェエエエエエエ!
・お手上げか
マジでもう無理だろ。そんなこんなで10分ほど格闘。諦めかけたその時だった。デンタルフロスの持ち手側(カーブを描いている部分)を使い、一気に力を入れた瞬間……
パコッ!
ウオオオオオオオオオオオオオオ!
