1月2日、3日に開催した第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で、4年連続出場の立教大は11時間05分58秒で最下位の20位に終わった。
無念の結果に終わった。チームの指揮を執る高林祐介監督は、「20番で、箱根に弾き返されたという非常に悔しい結果でした」と切り出し、こう振り返った。
「地力の無さというか、他校がどんどん力をつけてきてレベルが高くなっているなかで、我々は従来通りか、それよりも自分たちの力も出し切れなかった。そうなってくると、この結果になってしまうのは致し方ないという受け止めは、今となってはしています」
昨季は全日本大学駅伝で7位に入り、初出場でシード権を獲得。箱根駅伝では総合13位だったものの、往路では8位とシード争いに加わった。今シーズンは全日本14位を含めて結果的には、順位を落とした。
これについて同大の指揮官は、「昨シーズンは勢いの結果もあった」と回想。今回は「自分の持っている力の120%を出していくことが多いなかで、うちとしても8割、9割といったところを確実に出して行こうというのは去年までのスタイル。それ以上のパフォーマンスを出せるようにどうするのか、といったところを今回トライした。そこが上手く噛み合わなかった部分もありました」と反省した。
高林監督自身は現役時代、上野工高(現・伊賀白鳳高)で1500メートルを主戦場としていた。駒澤大に進学してからは、苦手とされていた箱根駅伝で求められる長い距離への対応を成し遂げ、3年次と4年次は連続で区間賞を獲得した。
その後はトヨタ自動車でも活躍。引退後は駒澤大のコーチを務めるなど、38歳ながらさまざまな経験を積んできた。そういった面を指導に活かせるかと尋ねると、以下のように現状の課題を挙げた。
「いろんな経験は伝えられる部分はありますけど、自分ごとにできるかは、まだまだ私が伝え方を工夫していかないといけない部分はあります。『高林さんだから』『駒澤だから』となってしまうと、吸収していたとしても身になっていかないです」
そして、選手たちには「もう少し自信を持っていいのに。自信を持てない部分はあると思います」と期待を寄せ、「そういった面も含めて、チーム作りをもう1回しっかりやっていきます」と前を向いた。
今年4月からは立教大で3年目を迎える高林監督が、どのような強化を進めていくのか。来季以降の飛躍に期待したい。
取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)
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